日本の食をめぐる諸問題の整理
まず、日本の食生活の変化をめぐってどのような問題があるのかについて整理しておきます。
かつての日本人の伝統的な食生活は、米を中心に蔬菜類そさいるい(あおもの)、豆類、魚介類等を食すというものでした。それが1950年代後半からの高度経済成長による所水準の向上によって、米の消費が減り、畜産物の消費が増える、いわゆる食の「洋風化」と
いう変化が起こりました。そしてこの「洋風化」によって、日本人の食生活は、栄養バランスでみれば、三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)が栄養学的にバランスの良いものとなり、長寿の国の「日本型食生活」として世界的にも注目されてきました。
しかしながら、それにとどまらず、日本の食生活はさらなる「洋風化」、また「多国籍化」、そして新たに「外部化」といった方向へと進んだことで、現在では、栄養バランスの崩れが食に関わる一つの問題として懸念されています。
食の「外部化」とは、一般的な外食と総菜や弁当などの中食なかしょくの消費が増加したことを言います。
つまり、女性の社会進出等によって、食へのニーズが簡便なものへと向けられたことによる変化です。
そして大量の化学調味料と添加物の使用!

◇病気を治療しながら長生きする原因◇

産業の発展にも支えられて、私たちの食生活は非常に便利なものとなり、お金さえ出せば食べるものがすぐに手に入る時代になりました。
しかしその利便性の一方では、孤食(独りで食べる)や個食(一緒に食べても個々が違うメニューを食べる)、欠食(3食きちんと取らない)といった食生活の問題が生じています。特に孤食の増加は、「家族のコミュニケーションの場」という、本来の食卓の役割を低下させています。また、科学的には証明されていないものの、子どもの心の問題にも影響している可能性があります。
さらに今日では、「食と農の距離の乖離」が問題になっています。この「距離」にはさまざまな意味が含まれています。まず、食の「洋風化」「外部化」をこの視点でみてみると、畜産物消費の増加や加工原料が増加することで、エサを中心とする安価な農産物や食品の輸入が増大するという地理的な距離が
あります。また、加工食品を製造するまでには、多くの加工、流通の過程を経るので、段階的な距離があります。そしてそれらを実現するための時間的な距離があるわけです。こうした生産と消費の距離の乖離の中で、消費者の食や農に対する意識の薄れという問題が生じてきます。そこからは、食品ロスと呼ばれる食料廃棄の増加となって現れます。
加えて、食料輸入の増加は、日本農業への影響や食料自給率低下といった農業問題、フード・マイレージの増加にみられるような地球環境への負荷などの環境問題にもつながっています。それだけでなく、私たちが食べているものが本当に安全なのか、また、今後も安定的に消費者に食料が提供されるのかとい
う、食料安全保障や食料安定確保の問題にもつながります。
以上のように、日本の食をめぐる問題は、食料問題だけでなく、農業問題、環境問題にも深く関わっていることが分かります。
癌になる確率と様々なアレルギー問題や思考の変化は学校給食や市販の食品が重大な影響を与えております、自然の摂理に反する生き方は少しずつ人間を苦しめるのだと感じます。

中国に「クレイジーフード」を作らせた日本

日本に来た中国人が、日本の居酒屋である種類の刺身や焼き物に全く手を付けなかったことだった。その人物は水産業に深くかかわっていて、実際に魚を養殖して日本向けに出していたので気になって聞いたところ、「養殖の現場を知っていれば、とても食べられたもんじゃない。病気で死ぬ魚が絶えないから薬漬けにする。過密で不衛生でも効率を考えれば選択肢はない。だからぶち込む薬もだんだん強くなるし、安くて強ければ禁止されていても使うしかないんだ。他の業者との競争もあるからね」と答えたのだ。
    そして同時に彼はこうも言った。
 「このやり方を教えたのは日本人だ。当然だろう。中国人に売るために始めたことじゃない。養殖の方法と同時にたくさんの裏技も習った。初期には、日本で使えなくなった薬を大量に中国に持ち込んできたんだ。中国の罪は、これをさらに過激にしてしまったことだろうね」

今まで、“中国産だから危険”というように、国単位で危険性を見てしまってました
たしかにその国の問題性はあるものの、自分達の利益しか考えていない生産者が、主犯。。。
しかもそういった技術を豊富に持っている日本の企業も、「クレイジーフード」生みの親の一人なんですね・・・

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