一般の僧侶を天皇にしようという試みは結果失敗に終わるのですが、やはりこの時代で考えるなら反発は非常に大きかったものだと考えられます。
あれだけの勢力があった恵美押勝でも手にいれる事が出来なかった地位。
血筋的にも何も問題がなかったにも関わらず恨みを買われた長屋王。
様々な思いが交差したこの時代、僧侶が天皇になる事はもしかすると全ての人から反発があったと言っても過言ではなかったのかもしれません。
それでも上皇は道鏡を天皇にしたい思いがあったのは、単なる愛情だけではなく他にも意図があったのでしょう。
しかしこの話はどうしても男女の恋愛色が濃くクローズアップされるのは上皇の愛情になってしまうんですよね。
今となってはどれが真実かは分かりませんが、女性としての上皇の思いが強かった事だけは理解出来るような気がします。また仏教に帰依していた事もあり、信仰心も厚かった上皇。
道鏡とめぐり合う事で人生に大きな幸せや安堵も手にいれる事が出来たのでしょう。
既に上皇の言葉だけでは動かせる事が出来なくなっていたこの時代、他に周囲を納得させるためには「神」の力を借りるしかなかったのかもしれません。
宇佐八幡にご神託を頂くために向かった和気清麻呂は上皇の求めるご信託を持って変える予定で出発しました。
が、悩みに悩んだ清麻呂は結局「天皇は天皇の家系から選ぶ」とのご神託を持って帰ってきたのです。
上皇からすれば裏切り、しかし信頼していた人物がどうしても嘘を言えなかったのには、やはり不信感や不満などがあったからのでしょう。この事があり、道鏡は天皇の座につく事はありませんでした。
道鏡のこの話は女帝と僧侶の恋として有名な話ですが、結婚が出来ない立場に立ってしまった孝謙天皇(称徳天皇)だったからこその話題だったのかもしれません。
昔も今も、恋の憶測は代わりがありませんよね

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