ハートスートラ終演 | 奈良坂潤紀オフィシャルブログ「Narasaka Sacas」Powered by Ameba

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ハートスートラ再演のスタートは制作を引き受けると決めた1月4日から


スタッフ業の要である制作をしながらの出演は初めてのことでしたが

この作品だからこそ色々なことを乗り越えることができた特別な作品でした

初演のメンバー、再演も一緒のメンバー、新しく加ったメンバー

すべての人への愛をこめて

半年間の旅を終え


昨日千秋楽を迎えました

俳優の目線だけでは知り得なかった

たくさんの人が動き

たくさんのお金が動き

そしてたくさんの心が動き


一つの作品を紡いでいく

舞台芸術のたくさんの覚悟をこの作品は教えてくれました。


私達の仕事は心を扱う仕事。

初演のメンバーも含め全ての心が繋がった素敵な公演だったと思います

「数十万、数百万円の人生生き方在り方高額セミナーを受けるより...

この数千円のミュージカルの方が、はるかに人生のためになります」

お客様より素敵な感想を頂きました


「仏教は苦しむ人のための薬

演劇もまた生きる人のための薬」


ミュージカルも般若心経も苦しい時により添える心の薬になりうるものです

五蘊の世界

素晴らしい新体操のアーティストが今回も作品のクオリティーに華をそえてくださいました

可憐なハスの花たち


今回観自在菩薩役として出演して頂きました光枝さん

今さらどんな言葉も色あせるくらい全ての壁をとっぱらう宇宙の源のようなエネルギー


光枝さんが歌い踊る「無無無」は間違いなく人生でなかなか得難い、有難いものを観た思える瞬間です

多くのメンバーが入れ替わったなか初演に続いて作品を支えて下さった
主演ゆうの小此木まりちゃん
舞台の真ん中にいる彼女はまさに全力で作品の世界を生きるゆうでした
そして我らが高野絹也さん
はじめてご一緒してから20年になりますが
私達はどこに向かっているのでしょうか…笑

主題歌「幸せの花」を歌うシーン

生きることは苦しいことと説いてある仏教

「幸せの花」は

日本のseasons of loveです

How do you measure the life ?

苦しみの中で咲く、苦しんだだけ美しい尊いあなただけの幸せの花で!

釈迦は入滅の直前、弟子達に次のような言葉を残したそうです。
「すべてのものは無常である。怠ることなく修行に励み、それを完成させなさい」
般若心経の262文字は後世の人類すべてに向けた釈迦からのメッセージのようにも感じます。

ミュージカル「ハートスートラ」はきっとこれからも続く
いや続けなければならない