安男さんと紙谷町ホテル | 奈良坂潤紀オフィシャルブログ「Narasaka Sacas」Powered by Ameba

奈良坂潤紀オフィシャルブログ「Narasaka Sacas」Powered by Ameba

奈良坂潤紀オフィシャルブログ「Narasaka Sacas」Powered by Ameba

昨日は稽古休み
{F68534FF-F643-4077-A16D-23E4D99149D5}

毎日朝から晩まで芝居をし、休みは朝から晩まで芝居を観る。平和だからこその幸せな夏

1本目は久しぶりの三ツ星キッチン
安男さんに会ってきました!
人生は色々ある。だからこそ美しい
LIFE!たくさんパワーもらいました

トラブルショーのセムシとパルレのクーさんとひめゆりの神谷先生…。よく同じ役はやってますが
9月にはスター誕生で初共演します!

安男さんのような強烈なキャラも超絶な歌唱力もありませんがこの写真みたら…
意外と似てるのかなあ…
{41B08CBD-3DB1-4FF4-8717-F5756027F5AB}

2本目。こまつ座「紙屋町さくらホテル」
昨年のマンザナに続く名作、71年前のあの夏を知るために…

戦争とは?日本とは?芝居の力とは?宝石のような井上ひさし先生の言葉で紡ぐ名作。

最前列かぶりつきでみせていただきましたが
素晴らしい戯曲と名優のつくりだす空気…
言葉だけでこそ伝わる戦争の狂気ともはや何が正しいのかさえ分からない矛盾

私も芝居の毒にあたって人生を捧げた役者の端くれ、まだまだ果てしない長い道程を感じる。

実在した築地小劇場の名優の言葉
芝居とは俳優とは何者なのか
美しい方言の魅力
素性を隠した軍人たちの化かしあいとシリアスなシチュエーションですら笑いに変える洒脱さ。

言葉、ことば、コトバ…

是非もう一度読んでみたい宝石箱のような本だった

そしてどんな過酷な状況でも、もしかしたら
、だからこそ
「精一杯生きたい」と願う人間の姿

戦争の悲惨さと芝居に夢中になった人々のキラキラとした美しい姿
それすらも全て一瞬で灰にしてしまった原爆

俳優として伝えなければいけない71年前の夏に背筋の伸びる3時間だった
平和を語るためには戦争を知らなければならない