ありがたい事に皇帝ネロを支える宮廷のシーンでは、阿部兄、岸田さん、井料さんと本来は雲の上の大先輩の皆様の中にキャスティングして頂いた。
台本読んで自分の役への感想
とりあえずヒゲのばすか・・・
今日は33の私が推定70歳のセネカ爺やになるにいたった役作りの話を少々
最初に演出家より与えられたセネカの台本の手がかりとしては
パンフにも書いてあるネロの家庭教師だった事
そして皇帝ネロには完全にごますりだが最後の最後にガルバと叫び裏切る事(この演出はかなり本番間際についたがもちろん史実とは異なるフィクション)
阿部兄さま演じる軍人ティゲリヌスにも常に寄りついている(これも強い者へのごますりか・・?)
最初に演出家より与えられたセネカの台本の手がかりとしては
パンフにも書いてあるネロの家庭教師だった事
そして皇帝ネロには完全にごますりだが最後の最後にガルバと叫び裏切る事(この演出はかなり本番間際についたがもちろん史実とは異なるフィクション)
阿部兄さま演じる軍人ティゲリヌスにも常に寄りついている(これも強い者へのごますりか・・?)
これは当時のローマの宮廷内の政権闘争では普通にあった事だが…
あらら、この作品のセネカすげーダメな人じゃない・・
史実はセネカってすごい禁欲的な哲学のストア派の本家本元
最後はネロにたてついて自害した人
はてはてどうしたものか・・
あらら、この作品のセネカすげーダメな人じゃない・・
史実はセネカってすごい禁欲的な哲学のストア派の本家本元
最後はネロにたてついて自害した人
はてはてどうしたものか・・
思案の中稽古は進む。
まずせめて、なんとか哲学者としての知的な雰囲気を出せないものかと考えながらテレビをつけると当時やっていた話題のドラマ『明日ママがいない』
実は三上博史ファン(小学生の頃から)の僕は杖をつきながら知的な長台詞をまわす彼の姿にビビビッ!
玄関の傘立てには何故かうってつけの杖が…(実は前回のプロパガンダコクピットのウルグアイ式で使おうとヤフオクで購入するも演出家に見せずに自分で却下した)
いつ使うんですか?
今でしょう!
ということでセネカは杖キャラに。
しかしこの杖、私の身長には若干短い
自然に曲がる背筋
当初はそんなに年齢を上げるつもりはなかったものの
僕以外の宮廷のメインキャラは
軍人、皇后、知的な皮肉屋。
大先輩とキャラが被らずセネカを光らせるには……
ありがたい事に大先輩の阿部兄にはたくさんご指導いただき悩み抜いた答えは
もう皇帝の爺やになるしかない!
とことん皇帝にゴマを擦りまくろう。
ネロ様の癒しになろう
早速新宿オカダ屋のメイク用品売り場に老けメイク用品の買い出しへ
そこまで年増にするつもりはなかったのにやってみると白髪白ひげが意外と似合う
モテモテの老後を想像すると(多分はげるけど)、髪とひげを白く塗りたくる作業は止まらず・・・
というわけでヘアシルバーを2回公演に1瓶つかい
33歳の白髪の爺やが誕生したのであった……
セネカのカラー写真は残っていないが意外と似ていたかもしれない