初級シスアドと約束 | nararinn's DOOR 3rdAct

夏休みの宿題は計画的にやる?ギリギリ? ブログネタ:夏休みの宿題は計画的にやる?ギリギリ? 参加中

あの時、僕らは離れ離れになっても
お互い頑張ろうって誓い合いました。

nararinn’S DOOR 3rdAct-初級シスアドの本



学生の時に船橋アリーナで
プールの監視員のアルバイトをしていた時に、
同い年の友達がいました。
自分の事を熟女って呼んでて、でも全然。
そんな感じではなく、小柄で頑張り屋さんでした。



僕は大学に行ってましたが、熟女は専門大学生でした。
大学を卒業してからSEになることが決まった僕は、
SE関係の専門大学を既に卒業していた熟女から
「初級シスアド」の資格の本をもらいました。
一時期、計画的じゃなかったけど、
夏休みの宿題でした。夏休みの宿題は、
大体、ギリギリにやるか、全くやらないか。どっちか。



熟女とバイトの時間が同じになる時は、
同い年だから、それなりに話はしてた気がします。
実家が近かったから、熟女の忘れ物を
家に届けに行った事もありました。そんな良い友達でした。



つい最近になって、
初級シスアドの試験が終わることを聞いて、
初級シスアドよりも難しい資格は持ってるけど、、、
受けることにしました。友達と。
なんか、その辺を想い出してみたくて。

過去を振り返るなんて良い事はないかもしれないけど、
それでも、僕はそういう時間が、時に
今の気持ちを整理するのに大事なんです。

それに、あの時の気持ちを思い出す為に。







家に熟女からもらった参考書が、まだ残ってました。
参考書に、フルネームで名前が残ってました。
その参考書を持って、今日は受験しに行きました。
試験中は懐かしい気持ちで一杯でした。



確か海辺でバイトをしているのを見かけたって
別の先輩が言っていた気がします。
参考書をもらった時に手紙が入ってて、
「初級シスアドの本を渡します。
 いよいよ社会人だね。………」
という風な内容だったと記憶しています。







今頃、どこで何をしているのかな。
携帯電話を2回変えてるから、もう会えないかもね。
生きていれば、いつかどこかで会える。
会える時間が限られているのを知ってから、
会える時間を無駄にした、後悔する事が多いみたい。





あれから、
初級システムアドミニストレータ試験を受験しました。
勿論。それより難しい試験を受験し、合格してるからって、
余裕で行ったら、ギリギリ合格。



その、熟女の参考書をしまおうと思ったら、
以前、熟女にもらった手紙が出てきました。
 

nararinn’S DOOR 3rdAct-熟女の手紙

経緯はこう。
僕がプールのアルバイトをしていた時、
熟女と上司が、ガラス越しに見える先輩に向かって、
悪口を言っていたんです。
その帰りの時に、一人一人、その日の反省を言うんだけど、
 「言葉一つ一つに気をつけるようにしたいです。」
って僕が言ったらしい、それは適当な発言でした。



後日、熟女からルーズリーフで返事が来ました。




(一部 本文より)
「**日に、ナラリンが「言葉一つ一つに......」って言って、
 それって私の事かなって思ったの。
 だから手紙を書きます。
 確かに人のいない所で人の悪口を言うのは悪い。
 私は間違った事を言ったつもりはない。
 (中略)
 私、、、
 家族や恋人と喧嘩することが多々あるんだけど、
 どうしても強がってしまって、
 傷つく言葉を投げるときがあるんだ。
 彼氏に、、、大切な人なのに、、、
 私も言葉を選べるようにならないとダメだよね。
 もし悪口でナラリンが傷ついてたらごめんね。

 P.S. 私、油絵をやるの。今、彼氏の絵を描いてる。
    私の、彼氏に対する愛が沢山詰まってる。
    絵を渡す前に、
    言葉を選べる私にならないとね。」








この返事を僕はどうしたかが想い出せない。
もしかしたら返事すらしていないかもしれない。
今想えば、良い地元友だちだったんだから、
良い返事をしたら、今でも良い友だちでいてくれたかも。
恐らく何もしなかったんだと思う。
熟女は優しい人だった事と記憶している。
神奈川に引っ越してしまった今、
僕は地元の友だちとは暫く音信不通が続いて。
続いてるし、連絡先すら、、、わかりません。



言葉は時に武器になって人の心を傷つけます。
それを全く実践出来てない僕からの返事を、
今更ながら書きます。



「熟女へ。元気してますか。
 もうお互い住んでる所もわからないね。
 僕ら同じ街で丁目まで同じだったのにね。
 あの時、僕に彼女がいた時にもらった手紙なのか、
 はっきり覚えてないけど返事してなくてごめんね。



 あの時、「言葉一つ一つに、、、」って言ったけど、
 それが出来てない僕が今ここにいます。
 この前も上司と喧嘩した。好きじゃない場所に行ってます。
 
 熟女が怒った所を見たことがありません。
 怒ると、僕が上司と喧嘩したみたいになるのかと思うと、
 少し怖いけど、共感を持てます。
 僕の場合は、陰口じゃなくて、本人だから、
 怪我する可能性が高いけどね。
 だって、言わないで我慢して倍疲れるより、
 言って怪我した方が良いもんね。


 悪かったのは、
 簡単に、あんな事を言ってしまった僕の方だ。
 あの時、僕がどういう態度を取ってしまったのか、
 もし熟女を傷つけてしまってたら、
 本当に悪いのは、軽々しく、あんな事を言った僕の方。
 
 あんまり、他の人に相談出来ない事を、
 少し仲の良かった僕に相談してくれて
 ありがとう。頼りにされるって凄く嬉しい。

 

 正直、今の僕の状況とか、
 優しくしてくれた熟女に相談したいかも。
 あの頃は心を閉じ過ぎてたのかもしれない。
 もし、千葉に戻った時に不意に会ってしまって、
 相談とかしてしまったら、
 笑って相談に乗ってくれると嬉しいです。

 あの時は、本当にゴメン。」



 

from nararinnナラリン
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