ずっと、なんだかうまくいかない、おかし いと思っていた。
それでも何とか自分を律してやってきた。事実はいつだって自分次第のはずで、自分がそれをどう捉えるか、だから!と思っていた。自分の気持ちが強くあれば大丈夫、そう思おうとしていた。けれど出来心によって発覚した事実は自分を傷つける。何よりも性質が悪い。だってそれはなんの意図もなく、どう見せよう、とかどう見せたい、とかそういったことから遠い、本当の真実に近い部分なんだもの。もちろん、そこには本当の真実のみではない、何かはある。相手によって対応を変えたり、自分に都合の良い様に状況を作り上げるために、どこかで本意ではないことを言っている、かもしれない。それでも、ここまでの長い時間を二人で共有し、二人で作り上げてきた時間や雰囲気、空気がある。それがあまりにも自分のつくり出したものとは違っていた。人と人の相性は足し算かもしれないし、掛け算かもしれない。だから自分が誰かをうらやましがっても仕方がない。私とあの人ではこういうものしか作れなかったのだから。それを人と比べて嘆いているのは意味がないのだ。でもこの気持ちを払拭できない。