ミュシャのヒヤシンス姫の「右腕」 | 奈良大好き主婦日記☕

奈良大好き主婦日記☕

鎌倉在住
奈良や仏像が好きで子育て終了と共に学び直し大学院博士課程修了、研究員になりました。
テーマは平安後期仏教美術。

明日香村、山の辺の道等万葉集の故地が好きです。
ライブドアにも書いていました(はなこの仏像大好きブログ)http://naranouchi.blog.jp




この記事から来てしまった方は、
是非、今日書いたこちら↓から読んでくださいね


その上で


ミュシャの有名な作品について(がっかりしたくない人は、ここで回れ右!)

少しでも関心ある人は、感想教えて!





ヒヤシンス姫

{A79C36F5-8417-4672-8B44-A1CF54136A14}

チェコに帰ってから描かれた作品のようです

こちらをまっすぐに向いている女の子


ところが、現物を見て、ものすごく驚いてしまいました

まずは、ヒヤシンス姫の左腕
{A4E11625-0F65-43E1-A132-92F59F0FB637}

仏像の印相みたいだということは別として(いえ、そんなこと言うと、両サイドから怒られるわよ…)、
まあ、普通の女の子の手に見えますよね
ヒヤシンスをかたどった輪っか状のものを指に引っ掛けています








ここから、閲覧注意ですよ





ヒヤシンス姫の右腕↓
{54D085F5-1257-474D-9A5C-59E2DBFE6271}

まず、顔がのっぺりとした陰影のない塗り方に見えるのに対し、


右腕ときたら、細かく陰影の線が入っているの



そして、太い



もう一回全体をみてみてください

{03E38CD2-A9BA-43ED-8D74-220840008597}




もう、私は、個人的には、
「ごっついおっさんの腕のうえに、女の子のお面がくっついている」としか見えなくなりました


顔だけが乖離している、というか、異質な別物というか…とにかく、その絵の前で、びっくり仰天してしまったのです



…そんなことも含めて、実際にミュシャ展に行く方に見てみてほしいのです

そして、感想が聞きたいのです







こちらは、美しいんだけどなぁ…↓
{D071D34A-DF72-4DF7-A129-6498680E9FC9}