ブログの更新がすっかり滞ってしまいました
発表会後、元気に暮らしてはいたものの、プライベートも仕事も多忙をきわめておりまして…。
ようやくひと段落し、先週末には久しぶりにコンサートに足を運ぶ余裕が出来ました
今回はその時のお話を。
こんなご近所のお馴染みのホールにN響のコンマス、マロさんがいらっしゃる
しかも公開レッスンと、トーク付きコンサート
というわけで行かない理由が見当たらないので、意気込んで行って参りました。
ほぼ満席のホールで、まずは小1から高校生まで5名のヴァイオリニストのレッスン。
マロさんは、受講生の年齢に合わせたとても楽しくて面白い例え満載で、演奏がより明確かつ、その子自身から溢れ出る音楽になるように導いてくださいます
学校やお家でのちょっとした出来事や食べ物などを題材に、普段誰しもが遭遇する小さな感情の動きやエピソードを、メロディや曲調の変化に合わせて入れ込んでいくと・・・受講生の皆さんの音の表情が、魔法にかかったように色鮮やかになりました
マロさんの軽妙なトークも本当に面白くて、音楽やヴァイオリンに詳しくない人や子供のお客様の笑いも誘っていました!
「難しい曲を難しく弾くのは簡単。それをいかに分かりやすく聞き手に伝えるかを常に考えている」とおっしゃっていましたよ。
さすが日本を代表するオケのコンサートマスターですね
そして後半はドヴォルザークとクライスラー、そしてウィーンにまつわる小品2曲という、私の大好物なプログラムでした
それぞれの曲にとても素敵な解説トークを付けてくださり、どこまでも自由で夢見るような世界を表現してくださいました
そしてストラディヴァリウスで奏でられるその音たるや・・・言葉では表現できない、ただただ美しく素晴らしく、やはり夢見るような音でした
帰宅して、余韻を忘れないうちにとヴァイオリンを弾き、自分の音作りの甘さに愕然としたのはさておいて・・・
マロさんのように沢山の聴衆にではなくても、私の演奏を耳にした誰か1人でも、夢のような世界や色彩の豊かな美しい場所をイメージしてもらえるような音を、いつか出せるようになりたいと心から思いました
マロさんの演奏YouTube上に沢山ありますが、今回のコンサートでも演奏してくださった1曲を載せておきますね。
素晴らしい音と、羽ばたくような自由な表現をお楽しみください!