入手の工芸品の素性を調べたが 解りません・・・ | naranoaのブログ

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茶道を主として日々したこと思ったことを書いています

記載と一日遅れの投稿です

 最近入手した工芸品 作家名”辰巳政明”のみ判るがどんな方か判らない。
作品には 文台裏に政明造 のみ 硯箱は本体に名無ですが収納箱には 山月蒔絵と政明作と

書かれている。現代的には典型的な柳橋蒔絵  箱は中身とすり替わっているかも 

しかし最後の絵にあるように、蓋裏に月が描かれて山の池に鴛鴦が 作品銘を内に秘める方

また 造と作を使い分ける方と考える  風呂敷は不審庵山田家の染め抜きです

 

 文台箱は2か所破損 しかも取れた木片は捨てられたかない 比較的古い木材で補修

 

 

 

 

 自慢的にはとても良すぎて普通の茶会で受付に使ったら馬鹿にされそう。
作家名は最近買った茶道具の名工・作家名鑑 には載っていない
ネット検索で国会図書館デジタルコレクションに作家名が書かれている本が

あることが分かった。その本は 風俗絵巻図書刊行会 編
”蒔絵師塗師両工伝””. 下 出版年月日大正14年

(目次では5ページ目で3名も書かれているのであまり記載量は期待できないけど


 この資料は、著作権の保護期間中であるか、著作権の確認が済んでいない資料
の為中身は見れません(後年記入 現在はオンラインで全ページ閲覧可能になりました)

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1184894
行くしかないと、でも確か日曜日以外に変な日に休館があるんやったと
ドンピシャ本日(18日水曜)は休館日 あす東の方から帰りに寄るかと・・。

 

借りて、読んで、コピー依頼(ここは自分で作業)
 館内PCで頁を開くといきなり表紙が おかしい・・ 館内だから見れる 単に外部にロック

デジタル化は完了していた。

 一つ前の方:田付隆益 は伝詳ならず の 5字みで
辰巳政明 項では(印刷は難しい漢字多分意味は→)俗称次兵衛伝詳ならず
 なんやなにも判らん せめてどこの方やいつ亡くなったかは  しかし大事なことが判明

 

 つまらん作品で伝詳ならず ではまず本に名を載せない

辰巳政明氏は大正時代すでに作品に名があるがすでに判らん蒔絵師(記録・記憶無)として

良い作品を残していた事を専門家は知っていた 

 以上述べましたが

現在は著作権解決したのか我が家でも見ることが出来ます↓