久々の時代小説。
山本一力の「大川わたり」
今の私の心に響く良い本だった。
(オーバーだけど)もしかしたら
私のバイブルとも言える本かも・・しれない。
それだけ納得させられる良い本だった。
主人公は腕のいい大工職人、銀次。
博打にはまった銀次が借金を返すまで
大川(現在の隅田川)を渡ることは許されない。
その銀次を見守る人物たちが素晴らしい。
人としてどうあるべきか、ということを教えられる。
世の中いろいろな人がいるけれど、
年の功と言うべきか、長く生きている分
いろんな経験をし、知っている。
そんな年上の人の話は学ぶことも多い。
ちゃんと耳を傾けるべきだ、そう思った。
山本一力の小説の舞台は彼自身が住む深川。
私は、深川やその付近の地理が(なんとなくだが)
わかるので、それも楽しめる理由かもしれない。
余談だが、この間旅した(ブログにも書いた)
美ヶ原の本を注文した。
「えー、本の題名は?」
「松本 美ヶ原 殺意の旅、です・・」
「松本 美ヶ原 殺意の旅、ですね!」
なんかちょっと・・恥ずかしかった。
ちょっと・・ね。
さ、最近面白い本が多くて
本の感想ばかり書いてるけど、
そろそろ先週行った松本の話でも書くかな~