『地獄の黙示録 特別完全版』

後世に残る戦争映画ということはわかっていたのだが、内容が重いということと本編の時間が長いということも伴って観るのを避けていた作品をやっと鑑賞する。前半のワーグナー「ワルキューレの騎行」を爆音をかけながらの銃撃でベトナムの村を殲滅するシーンは後世に残る演出だ。フランシス・フォード・コッポラ監督が偉大だと思うのは、マーロン・ブランドとデニス・ホッパーを起用したことである。筋金入りのトラブルメーカーであるマーロン・ブランドと、その当時薬物中毒まっただなかのデニス・ホッパーをコントロールしようとするのは波到底のことではなかったであろうことは誰でもわかる。『地獄の黙示録』のドキュメンタリーである『ハート・オブ・ダークネス~コッポラの黙示』を観れば、どれほどコッポラ監督が大変だったかということがわかるであろう。







『ハウスメイド』

今作品には私の好きなチョン・ドヨンとイ・ジョンジェが出ていて、予告の出来も良い。そして、カンヌ映画祭でパルムドールにもノミネートされていた。期待しない方がおかしい。ハウスメイドの主人公がどう残酷な復讐するのか楽しみにしていたのだが、ラストの主人公の自己完結的な最期には驚いた。リメイクなのでオリジナルに忠実だったかもしれないが、もう少し脚色しても良かったのでは・・・。







『ゲーム・オブ・スローンズ』

今、一番はまっている海外ドラマです。七つの王国の覇権争いに始まり、新シリーズでは人間と怪物の戦いもクローズアップされていて、私的に覇権争いではなく『人間対怪物』の戦いに興味が移りつつあります。今作品は7シーズンまでとのこと。どういうラストになるのか楽しみで仕方がありません。