悪女の映画は多々ある。男性を色香で惑わし、地獄に堕とす悪女が鉄板キャラであると思う。しかし、私的には男を堕とす悪女は怖いというよりは魅力的に映る。私が非常に怖いと感じるのは、女を醸し出す母親キャラである。子供を産み、育てる母親が女性フェロモンが暗に匂い立つと鳥肌ものである。最近の作品で予告を観ただけで拒否反応を起こしてしまったのが、キム・ギドク監督の『メビウス』である。

         

何の罪もない息子の性器をちょん切ってしまうという自己中心的な女が主人公である。『メビウス』の予告を観て、自己中心的で女を前面に出す母親を主人公にした映画は苦手だということを気づかされた。又、子供を虐待する母親を主人公にした作品も苦手なので、『愛を乞うひと』が未だに観ることができない。


           


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