昨日、一話目を鑑賞しました。
児童養護施設で生活している子供たちが困難な人生を生き抜く、というシリアスな作品である。
放映前は芦田愛菜等、演技力が十二分にある子役を取りそろえた注目度が高いドラマであったと思う。私も大変期待度が高かった。
がしかし、観た後の脱力感は何だろう・・・。
シリアスなテーマを取り扱うのだったら脚本段階で児童養護施設をリサーチするべきだし、誤解を招く脚本にすべきではない。児童養護施設の職員が子供を殴る、里親に引き取ってもらうために泣き落としの練習をさせる、里親に引き取られた子供(小学低学年)が働かされている等々、現実離れした演出の数々に唖然とさせられた。今作品の脚本家は新人であり、脚本監修しているのが野島伸司・・・。大御所が脚本を監修しているのであれば、駄目だししなきゃいけない低レベルな脚本だよ・・・、マジで。このような重いテーマのドラマは世間の偏見を投影した作品にしてはいけない。世間の偏見を打破する意気込みで作らないと・・・・。
この駄作ドラマを観ながら、児童養護施設の子供たちを主人公にした傑作を想い出した。
韓国映画『冬の小鳥』である。
『冬の小鳥』は監督の自伝的作品なのでリアリティがあるし、大変丁寧に描かれていた。『明日、ママがいない』は、『冬の小鳥』のような真摯な脚本、演出で取り組んでほしい。
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