天井の仕上げ、古民家と新築の家 | 奈良県古民家再生協会ブログ

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平屋の天井です。

古民家らしく丸太と垂木がそのまま表しになっています。

明り取りにガラスに瓦が使われています。

こちらは今新築中の平屋の家です。

天井は杉の羽目板貼りにしています。

古民家の天井とどこが違うかというと母屋が見えていない

ところですがこれは断熱のためです。

屋根断熱をしているのですが現代の高気密・高断熱では

断熱材の厚みが150ミリくらい必要になります。

垂木間だけでは足りずに母屋間にも断熱材を入れています。

 

上の古民家の場合、屋根を断熱しようとすると野地板の上

に断熱材を敷くことになります。

屋根が厚くなります。

破風板、鼻隠しが大きくなり、外観が少し変わります。

 

古民家をリフォームするとき、断熱の方法として室内側から

天井に断熱材を入れる方が簡単です。

断熱材の厚みも確保できます。

しかし母屋や垂木は隠れてしまいます。

それを表しにしてほしいという人が多いです。

その方が古民家らしくなります。

そんな時は屋根に上、野地板の上に断熱材を敷くことになります。