住宅業界は不安定 | 奈良県古民家再生協会ブログ

奈良県古民家再生協会ブログ

奈良で古民家をお持ちの方、鑑定によるネットへの掲載や耐震・移築・解体に伴う古材の再利用をお考えの方はご相談ください。<奈良県古民家再生協会

 

当社は新築とリフォームの仕事をしています。

一時期は新築ばかりでしたが、業界全体が新築需要

が減り既存住宅を活用する方向に変わりました。

今では新築3割、リフォーム7割くらいの割合になっ

ています。

工務店によっては新築しかしないところもありまし

たが、そんなところもリフォームを手掛けるように

なっています。

大手メーカーでもそうです。

生き残るためにはできることはしなければなりません。

今まで住宅を扱っていなかったところまでリフォーム

を手掛けています。

 

中でもリフォームは古民家ばかりになりました。

古民家に魅力を感じる人が増えたんでしょうね。

資源の有効利用という点でもいいことです。

当社は新築もリフォームもあまり新建材は使わず

杉や桧を使った家づくりをしています。

新築はすべて墨付け、手刻みです。

建売はしませんし、工務店の中では少し特殊なのか

もしれません。

 

新築も決まった形はありません。

全て本当の注文住宅です。

そのせいかこだわりを持った施主さんが多いと感じます。

なので回りの工務店が忙しくしていても当社は今一つ

といった状況になったり、まわりが暇だといっていても

それなりに仕事があったりします。

ほかの工務店と少しズレがあるようです。

 

今現在もお陰様でほどほど仕事をさせてもらっています。

ところが最近大工さんが仕事をさがして来たりします。

いままで、ここ数年なかったことです。

材木屋さんに聞いてみても今一つのようです。

この業界も少し景気が落ちてきているのでしょうか。

少なくとも大量生産(建売)していた工務店は止まって

きているようです。

 

確かに開発をして大量の住宅を建てる時代ではありません。

家は余っているのですからある家を改修すればいいことです。

その方が多分環境にもいいはずです。

空家はまだまだこれから増えます。

少しでも活用できればいいですね。