床下の防獣ネット | 奈良県古民家再生協会ブログ

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奈良で古民家をお持ちの方、鑑定によるネットへの掲載や耐震・移築・解体に伴う古材の再利用をお考えの方はご相談ください。<奈良県古民家再生協会

古民家は現代の家と違ってコンクリートの基礎が

なく、石の上に柱や束が建っていて床下が開放さ

れていることが多いです。

中には欄間のような細工をした幕板が張られている

こともありますが。

 

ここが開放されていると通気がよく床下がよく乾燥

します。

乾燥すること、風が通ることでシロアリや腐朽菌の

発生を防ぐことができます。

 

ところが最近は害獣が増えました。

以前は田舎の方にある古民家は時々写真のような防獣

ネットを張ったことがありますが、最近は町の中の

古民家でも必要になってきました。

昔はネズミくらいのもので蛇がいたり、猫を飼ってい

たりすれば防ぐことができましたが、イタチやアライグマ、

ハクビシンなどになると対抗できません。

この手の害獣は糞尿も困ります。

天井にシミができて雨漏れかと思ったら害獣の尿だった

ということもあります。

住みつかれると大変です。

こちらの古民家は畳の間の床貼作業中です。

そういえば私がこの業界に入ったころ、35年ほど前では

畳の下には断熱材を敷かないことがありました。

畳が断熱の役目をしてくれるので不要だとされていたの

でしょうね。

今はそんなことはないですが。