オオ!!
こんな時間まで勉強か??
確かにそうだが、始めた時間が遅いのだぁ
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
輪廻思想①「五火二道説」
パンチャーラ国王プラヴァーハナ王がバラモンのウッダーラカ・
アールニに示したもの
五火:祭式で供えられる五の聖火(火の供儀)が死後の行方に
なぞらえられる考え方
二道:死後、神道と祖道の二つの順路を進み、輪廻していくと
いう考え方
*それぞれ別の考えであったものが一つにまとめられた
『チャーンドーグヤ・ウパニシャッド』(5章3節1~10詩)に記述
1~2 神道について、
3~7 祖道について
8 第3の境遇について
下等の動物たちは両道のいずれも通ることなく、繰り返しこ
の世に生まれてくる
創造主の「生れよ」あるいは「死ね」という命令に従うため、
死後の世界は死者の霊でいっぱいになることはない
9 慎むべき行動について
10 五火を知るものは、戒を犯したものと交わっても悪に汚され
ることはなく、福徳の世界に生れることが記される
輪廻思想の前提に、森に住むor在俗の生活、苦行or祭祀+布施といった
宗教との関わり方を問題にしている。
⇧
在家者が出家・修行者を扶養するという社会態勢が
整ってきていた
→苦行(自己の信仰を追及)と祭祀プラス布施
(弟子の育成や信者の布教)の両方が行われていたと推測
⇒この世に再帰して人間のありように言及し、社会的
身分制度の応じた境遇を提示
輪廻思想②ヤージュニャヴァルキヤ仙の業の理論
『プリハドアーランヤカ・ウパニシャッド』(3章2節13)
「善業によって実に福徳はあり、悪は悪業によって生ずる。」
・ 人間の感覚器官がそれぞれの生理的機能と同類とみなされる自然界の
諸現象に帰結していくとする。
言語→火
気息→風
眼→太陽
意→月
耳→方角
肉体→大地
アートマン→虚空(アートマンは「呼吸」に由来する名詞)
毛→草
髪→樹木
血液・精液→水中
* 『リグ・ヴェーダ』…人間を成り立たせる機能として「マナス・意」
「プラーナ(呼吸。気息と訳される)を想定
* アートマンが虚空へ帰入するという表現は、五火二道説における
火葬され煙と共に空に上っていく情景に重ね合わせることができる
※感覚器官と生理的機能とを一線を画して業という来世を左右する根拠を提示
『ブリハドアーランカヤ・ウパニシャッド』(4章4節1~4)
① 臨終:アートマンが無力状態となり、身体の諸機能がその周囲に
集まって心臓に集中し、目が閉じられて、外界からの刺激を
受けなくなる
↓
②アートマンは認知する能力、業、前世を洞察する理智の三つを
そなえて出て行く
↓
③認知することができなくなった状態から認知できる状態になる
→生と死の違い(輪廻)
新しい行き先は多様
←アートマン=ブラフマン(梵我一如)
アートマンは認識や意などの諸感覚器官より成り立っている
=死後、身体という物質レベルを離れてアートマンという別の
レベルの存在に今までの諸機能が移行し集約されている
死後のありようは、拠りどころとしていた人間の行為に従う
* 輪廻思想の主題は「解脱すること」であり、「輪廻すること」
ではないはず
↓
④欲望を持つものは、後世が想定される
⑤欲望を持たぬもの、アートマンのみを欲するものはブラフマンと合一、
つまり輪廻を解脱して、梵我一如に至る
『ウパニシャッド』は、死の問題に対して、祭式を通して死後のありようを
左右するまでの権力を有したバラモンの専制的な立場を批判したものと
考えられる。
◎対立関係
・農業に基盤を置き天地自然の恵みと畏怖を基調とするバラモンの
祭式主義
↕
・人間を超えた神の存在を想定せず、知性と努力を根拠とする宗教
(ex.ジャイナ教、仏教)
・『ウパニシャッド』の自己を探求する姿勢
※輪廻思想が後代にまで影響力を持つ理由は、一つには自業自得の
積極的な生き方であり、一つには運命論として自分を諦めさせてしまう
権力者側の思惑があったため