あーっと、なんだか中途半端に終わってるな…
昨日のブログ。
えっと、まぁ三十二相に基づいて、仏像も皆作られているわけで、
その10番目に男性であることが示されているんだけど、
直接的な表現すると、すぐに変なTBつくから、まぁ、確認してちょうだい。
で、問題は観音で、女性的な表現だって言われるんだけど、性別的にはやっぱり一応男性ってことになるわけさ。
とはいえ、色々論議があるわけで、
その中でちょっと面白いのを見つけたから、のっけておくね。
● 観音の性別について
観音の梵語名は男性名詞
⇕
観音のひげの存在…泉涌寺楊貴妃観音:「慈悲を説く聖観音の口もとの動きを表す曲線」
岩本氏 ・口もとの動きを表す曲線にしては立派すぎる口ひげをたくわえている。顎鬚を表す観音も存在する。
ひげは男性の象徴 ↔ 女性的な温顔・慈顔
⇒もともと女性神格であった観音が、仏教に取り入れられる男性として認めさせるためにひげを描いた「変成男子」
・観音の持物である蓮蕾は女性の象徴
→開いた蓮華は蓮蕾からの宗教的あるいは芸術的な展開
原型=・女神ナナイアNanaia(Nanaとも記される)
…クシャン帝国の諸王の貨幣に見られる。
・アルドフショーArdoxso…ゾロアスター教のアシ=オアフショー女神の名の転訛
*イランの女神アナーヒターがガンダーラ地方に受容された姿
・右手;飾り輪(王権の象徴)―アルドフショー
・左手;水が流れ出す壺 ―ナナイア
*水差し、蓮華などの表象をもつ観音像と同型
(岩本裕『仏教説話』2)
まぁ、要約しちゃえば、観音は名前からも、教理的にも男性だと。
でも、肉体表現などは女性的なのに、男性である部分(髭(のように見える表現)など)が強調されすぎている気がする。仏教は基本的には女性蔑視だから、女性は極楽往生できないことになっていて、そのため女性から男性になる(「変成男子」)ことが必要なわけで、起源的には女性であった観音にそれが適用されたのではないかという話です。
(余計訳分からなくなっているかも…?(笑))