1年という月日はあっという間に過ぎ
僕の就活が始まっていた
ハローワークへ通い
山梨で住みながら在宅で働ける会社を探してもらった
障害者雇用で在宅をやっている企業は
東京でもごく僅かだった
僕「どうですかね?」
ハローワーク職員「そうですね、奈良井さんのご要望通りだとこの3社ですかね」
僕「3社だけですか?」
ハローワーク職員「今のところは…あとは東京で住むとなれば何社か他にもあるんですが」
僕「わかりました。ありがとうございます。」
通勤で働く選択肢のない僕の運命は
この3社に委ねられた…
「はあ〜どうしよ…」
「この3つどれもダメだったらどうしたらいいんだよ」
「しかもどれも契約社員か…」
「まあ、障害者雇用だしなかなか正社員はないか」
「はあ〜…」
僕はタバコをふかしながら1人嘆いていた
面接練習は、職リハでも繰り返し行ってきたが
バイトの面接くらいしか経験がなかったため
不安しかなかった
だけど
それでもやるしかない
そう言い聞かせひたすら自分を鼓舞し続けた
僕が障害者になった日