あれから数ヶ月が経ち
僕は無事に高校を卒業した
通信制ということもあって
卒業式はなかったが
卒業証書と卒アルをもらった
1ページも自分が載っていない卒アルを見ながら
僕は怪我をする前に通っていた高校時代を思い出していた
なんだかんだで
僕の青春が詰まっているのは
その時期だった
毎朝、自転車で40分かけて走った田舎道
高校でのたくさんの出会い
サッカーに明け暮れた2年間
体育委員長として参加した3年の体育祭
最高の仲間たちと行った沖縄
彼女と行った花火大会
たくさんのいろんな思い出が
僕の頭をよぎった
そういった思い出が蘇るたび
僕は自分の犯した過ちを
後悔した
過去を振り返るのは今日までにしようと
何度も決意した
だが
そんな単純なことではなかった
僕はこの先も
自分の犯した過ちを
一生責め続けるだろう…
僕の犯した過ち