古都のお正月 | 奈良ブログ

古都のお正月


奈良の人の多くは、正月にいくつもの寺社に初詣に行きます。特に複数の寺社にお参りする風習があるわけではありませんが、大晦日に出かけて除夜の鐘を撞き、そのまま初詣をすませることも多いですし、年が明けてから家族や親戚、友達と外出するたびに近くの寺社に「せっかくやからお参りしとこか」と詣でているうちに一つ二つ三つ・・・。寺社境内の空気は冷たくて清々しく、それをたくさん感じないと「正月がきた気がせぇへんなぁ」というのが毎年です。


橿原神宮や春日大社、東大寺、三輪の大神神社は有名ですが、それ以外でも年末になると地元紙の情報欄が各寺社の年末年始行事でいっぱい。お神酒ふるまい、写経、僧侶の法話など、それぞれに一年の無事を祈ります。縁起物も種類豊富です。お守り、破魔矢(はまや)、お札、絵馬、干支の飾り物。普段の生活で見慣れない赤や紫の色使いを見ていると、やはり縁起物、とつい欲しくなります。

私は子どもの頃「いつもと違う雰囲気でお出かけする」という雰囲気に単純にワクワクしているだけでしたが、そのワクワクが今、神教・仏教への興味につながっているのは確かです。奈良では信仰が生活文化の一つとなっているのだ、と改めて感じる古都のお正月です。