もう知っている人は知っている!
さる5月24日FNNスーパーニュース アンカー 金曜日のギモン!?「奈良市内から富士山が見える ?」が放送されました。
 
これまで奈良県からの富士山と言えば大台ケ原が有名ですが、今回撮影に成功した、大和富士(額井岳)は奈良市と宇陀市の境の山で撮影場所は山頂東側の奈良市内です。
もちろん奈良市内からの富士山撮影例は史上初の出来事で、奈良市内から富士山が見えることを証明した初めての人になってしまいました。
 
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まずはテレビでも放送された5月4日撮影のダイヤモンド富士です。
 
続いて動画です。
実は5月4日は空気は澄んでいましたが、日の出前に富士山を確認できず、撮影時間ははダイヤモンド富士の見え始めからの3分間!太陽が離れると直ぐに富士山は見えなくなると言うシビアな撮影でした。
 
しかし!実は5月4日の富士山は奈良市内史上初の富士山ではありません!
本当の史上初の富士山はこちらです↓
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5月3日撮影
日の出前、雪煙を上げる富士山です。
実は5月1日・2日とライブカメラで富士山をチェクしており、1日・2日の富士山山頂は季節外れの寒気で雲に覆われており、3日の午前2時にライブカメラでようやく富士山を確認!→即登山決行!!→史上初の奈良市内富士山撮影に成功にいたりました!!!
 
もしかすると、奈良からの雪煙を上げる富士山はダイヤモンド富士より貴重かもしれません!
なぜなら、この雪煙は日が登る30分前では見えておらず、日ノ出の前後数分だけ見えました。
おそらくダイヤモンド富士前後の条件でないと見られないと思います。
また、奈良からのダイヤモンド富士は夏限定なので、季節外れの寒気が訪れ富士山頂に雪が積もらない限り、奈良から雪煙を上げる富士山を撮影するの難しい出来事ではないかと推測されます。
 
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御来光後は富士山の姿は直ぐに見えなくなります。
やはり夜明けでないと富士見の確率はかなりきびしいようです。
 
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こちらは日本最高峰富士山剣ヶ峰(3,776m)です。
ギモン隊が挑戦されている、京都からの富士山はここの崎部分しか見えないんですよね~。
500mmAPOレンズでこの解像度ですから、さらに高倍率&解像度でないと判別は困難を極めそうです。
 
がんばれギモン隊!
やまひろさんは秋口から第3段と言っておられましたが、それではチャンスを逃します。
関西の富士見はダイヤモンド富士が見られる夏、または台風直後の晴れです!
(晩秋以降は積雪で大和富士以外は撮影が極めて困難になります)
 
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富士山撮影場所は山頂休憩所の祠の脇を東へ数十メートル進んだ所です。
しかしながら、大和富士山頂は立木に覆われ展望はききません。
また、富士山撮影は標高が少しでも下がると撮影不可能になりますので、うまく木々の隙間を見つけての撮影になります。
 
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こちらはハイアングルで隙間を探すギモン隊のロケ班の皆様!
よく探せば下からの撮影も可能な場所があります。
 
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これは自転車男が偵察で5月2日に撮影した様子です。
木々の隙間から青山高原の稜線と名張市街南端が見えます。
また明け方には標高の低いところに南アルプス南端が見えました。
 
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夜明け前に見えた南アルプスです。
 
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距離は大和富士から富士山まで267kmです。
この場所は今まで奈良で富士山が撮影された、台高・大峰山脈に比べて標高が813
mとかなり低いです。
そのため低山ゆえに雲も掛かりづらく冬期でも登山し易い好条件、今後の開発次第で奈良から富士見がもっとも成功し易いビューポイントになる可能性を秘めていると思われます。