息子が中学に入学し、立派に思春期らしき行動も始まり、ここ半年色々な事がありました。
半年前までは、あんなに甘えん坊だった息子が、急に私から離れていった感覚がありました。
私への反抗も強く、思いっきり言い合いになる事も何度もありました。
一学期は結局、入学式とその翌日に登校したのみで、その後はずっと学校に戻る事を自分の目標としていたものの、行くことが出来ずじまいでした。
夏休みは学校に行かなければというプレッシャーから解放され、とっても幸せそうに過ごしていました。
そして、夏休みが終わり、また荒れるのだろうな…(毎年そうだったので)と予想してたのですが、
いつになくとっても穏やかに新学期を迎え、私はすごく驚きました。
2学期に入り、息子のトゲトゲしさもなくなり、何だか本来の息子に戻ったというか、物腰が柔らかくなったのを感じていました。
そんなある日、息子が私に言いました。
「僕さ、学校に行くって目標やめたんだ。どうしても、どう考えても、怖くて無理だって思ったんだ。」
その言葉を聞いた時、なぜ息子が急に穏やかになったのかが分かりました。
プレッシャーから解放されたんだなぁと。
トゲトゲしていた1学期、息子が向き合っていたプレッシャーがどれ程大きかったのだろうと思いました。
小学6年生の冬あたりから、学校に戻りたい気持ちが強くなり、息子は高い目標を立てて、それに立ち向かったのだと思います。
結果は伴わなかったけれど、その間息子の心はずっと闘っていたはずです。
ずっと家でPCに向かい、好きな事をやり続けていた息子でしたが、それでも心は本当の意味で休まる事はなかったのかなと思います。
目標があれば、それを達成できない自分と向き合い続けなければならない。
それでも息子は自らの意思で、そこに身を置いた時期でした。
そして自らその目標を取り下げた。
それは情けない事でもなく、トライしたからこそ選ぶ事が出来た選択肢だと私は思ってます。
自分で決めてやってみたからこそ、
苦しくても自分と向き合う事を選んだからこそ、
見えてきたものがあったのだから。
試してみて
感じてみて
歩いて行く方向を変えて行けばいい。
何度でも変えて行けばいい。
人生ってそういう事ですよね。
方向転換をした時に、またその人の中で違うステージが始まるんだと思います。