マインクラフトというゲームで、チーム建築をするという企画です。
ROCKETに集まって来た子ども達で構成されてるチームなので、
不登校もしくは不登校傾向がある子どもがほとんどで、
息子も含め、ユニークな面々なわけです。
何度か顔を合わせた事はあるものの、
コミュニケーションが得意ではない子どもが多いので、正直どんな風にチームとして機能していくのか心配でもあり楽しみでもありました。
そんなこちらの思いをよそに、
毎日オンラインチャットで盛んにやり取りがされていて
な〜んだ、この子たち、面と向かっては難しくても、オンライン上ならこんなに会話盛り上がれるのね…と感心します。
うちの息子に関しては、
マイクラへの情熱が認められてSIGに入れたと思ってたけど、今や建築そっちのけで色んな人とコンタクト取ってチャットに勤しむ日々が続いており、
この人、マイクラより人が好きなのかもしれないわ…と新たな可能性を垣間見たり…。
チーム建築を進めていく中で、チームのメンバーの特質みたいなものも少しずつ見えてくるんですよね。
周りに気を配ってチームを引っ張っていける人やら、
いつも謙遜で控えめな人やら、
おちゃらけている人やら…。
で、昨日、ある子がミスをしてトラブルが発生したらしく、
大学に電話して相談しないといけない事態になったみたいで。
誰が電話するんだ?みたいな話になって、
そこで今までチームを引っ張っていってたリーダーが、
「俺、電話死ぬ程苦手だから無理〜。誰か得意な人やってくれ〜」
って言ってきたらしく、
結局うちの息子が電話をかけてましたが、
なんかそんなやり取りを聞いて、
あ、こういうのいいよな…って。
こうやって素直に、自分の苦手を人に伝える事ができたら、もうちょっと世の中生きやすくなるよな…って思いました。
そりゃあ、何でもかんでも「自分無理っす」で済むとは思ってないけれど、
どうしても無理な事(頑張っても無理な事)って、誰にでも一つや二つはあるじゃないですか…。
でも、それを言い出せないから、何とか取り繕っておかしな事になる。もしくは病気になってしまう。
自分の苦手な事を平気でできる人だっているはずです。
その人に助けてもらえばいいんだと思うのです。
息子は「感謝しろよー」とか恩着せがましい事を言ってましたが、自分が役に立てた事を少しは喜んでるんじゃないかと思います。
建築技術ではまだまだ他のメンバーに追いつけない部分も多いだろうから。
みんながそれぞれの得意分野で力を発揮すればいいんですよね。
世の中だって、大きな一つのチームみたいなもんです。
神様が一人一人を違って作られたのには、ちゃんと意味があるはずです。
ちゃんと補い合えるようになってるんですよね。