「僕、今日学校まで行けるかなぁ~」
と、いつものセリフを言いつつ歩く息子の足取りは、心なしか少しずつ軽くなってる気もしました。
学校のパワーが強すぎて、
校門から中へは入れないと言ってた息子でしたが、
人と話す時、グルグルグルグルその辺を歩き回る習性のある息子は、

担任の先生と話してる間に、無意識で学校の敷地内へ(笑)。
入ってますやーんっ。
すかさずツッコミましたわよ。
「わ~~~!!!」
って自分でもびっくりしてました。

で、その後息子が、
「せめて一歩だけでも、校庭に入りたいな…」
って言いだしたんです。
息子が立ってた所から、数歩先がもう校庭だったので、
「入れば?」と軽く言ったんですけど、
「あ~、やっぱり無理だ~。」
とか言いながら、校庭の土を踏むのに、すんごい時間かかってるんで、
「ってゆーか、もう敷地内入っちゃってるんだから、校庭にいるのと変わんないじゃん。アスファルトと土のちがいだけでしょー?」
って言ったんですよ。
そしたら息子が、
「ママは何も分かってない!校庭にはねー、みんなの足跡が残ってるんだ!全然違うんだ!」
と言ってきました。
学校に行ってる子供たちの、無数の足跡。
そこに足を踏み入れる事は、
学校に行ってない息子にとって、そんなにも難しいことなんだな…と思いました。
そこには、息子にしか見えない大きな壁があるのだなぁと。
結局、だいぶ時間かかって、
ほんの0.1秒くらい校庭の土を踏んで、
帰って来ました。
めでたし、めでたし。
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