息子の手を離す時 | 我が家は天才を飼っている

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我が家のぶっ飛び息子の記録。
育てにくい子供を育てながら、日々悩み、落ち込み、気付き、観念を手放し、成長させてもらってます。同じ様な子育てに苦労しているお母さん達の少しでも慰めになってくれれば嬉しいです。

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息子の、校門まで登校2日目。




今日は昨日より少し、足取りが軽かった。




校門の所で、また担任の先生が笑顔で迎えてくれた。




先生が息子に言った。
「あのね、クラスのみんなにも、君の事をちゃんと説明したから。
学校に来るために、今頑張ってリハビリしてるから、暖かく見守ってあげてねって。」




それを聞いて息子が言った。
「リハビリって…ちょっとその言い方嫌だな。」




確かに(笑)。
先生、学校行かないのは病気じゃないのよ…



「自主練って事にしといて下さい…」
って私も言ったものの、




ん?どっちもまぁ、大差ないか




「みんな、馬鹿にしないかな。先生があんな説明したって、校門までしか来れないんだろーって言われないかな。」




って息子が聞くので、




「先生が説明したってさ、色々言う子はいるかもね。だって、みんな自分の世界しか知らないもん。狭い世界しか。あなたの気持ちを知ることはできないから。

だから、誰かに何か言われるんじゃないかって思うより、誰に何と思われてもいいやぐらいの気持ちでいないと、学校は厳しいかもよ。」




と答えたのですが、




「それができたら苦労しないよ。」
と息子は言っていました。




息子が一生懸命、戻ろうとしている学校。
そこはかつて、息子が傷付き、自分の価値を見失った場所。




クラスは変われど、学校は基本、あの時のままの状態で息子を迎えるだろう。




そこへ戻っていくためには、
そこでやっていくためには、  
そこで傷付かない選択をする強さを息子自身が持っていなければならない。




親として、
もう息子に傷付いて欲しくなかったから、




あなたにはその力があるの?
大丈夫なの?
と心配して、息子を安全地帯にとどめておきたいと願う気持ちがあった。




だけど、
息子は自ら一歩を踏み出した。




また傷付くかもしれないと分かっていながら。




彼のその勇気を見て、
私は息子をつかまえていた手を離そうと、




私が息子を安全な檻の中に
閉じ込めていてはダメなのかもしれないと、
ふと、そう思いました。




そういう時期がやって来たのかもしれないなと。




そう感じたから、
そうしてみる。




また傷付いたっていい。
やっぱりダメだって思ってもいい。
息子がいつでも戻ってくる場所、逃げてくる場所さえ準備しておけば、それでいいんだと。




傷付かないようにしなさいって言うよりも、
傷付いたって大丈夫だよって、




そう言ってあげたいなと思うのです。














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