時計買いました。

20歳の時からずっと愛用してたのを わたしはどういうわけか
失くしてしまいました。

10日くらい ずっとずっと
いつもみたいに
同じようなところを探しました。

もしかしたら、布団の陰になってて、出てくるんじゃないか
冷蔵庫の上にぽんと置いてあるんじゃないか
ベッドの下に紛れ込んじゃったんじゃないか

でも出てきませんでした

仕事上も困るので新しいのを買いました。

永く使うものだから、気に入ったのにしようと思ってアナスイに行きました。

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蝶々のかたちで横にちいさいさくらんぼがついています。

でも仲良くしてくださっている店員さんは、さすがオシャレで
「チェリー」と言っていました。
わたしは「このさくらんぼかわいいですねえ」と
言ってしまいました

さすがに6年も時計してたから、
同じような重さがちゃんと腕に乗っかっていると安心しました。

いまぐちゃぐちゃになってしまった部屋を片付けているけど、
やっぱり前の時計は出てきません。

寂しいけど、潔くあたらしい時を刻みます。

前の時計には、ずっと辛い時ばっかり見せてきて耐えてきてもらったから
きっともう、疲れて居なくなってしまったんだと思います。
思えばもうずっと、楽しいことより寂しいことの方が多かった気がします。

今日からはもうちょっと楽しい時間を過ごしていこうと思います。
もちろん調子のよい時ばかりではないけど、
きっと愛用するうちに横のさくらんぼなんて取れてしまうだろうけど、

それでも死なないで生きていこうと思います。






父から
「なぜそんなに親に悪態をつく」

と言われた。

いままで私がどれだけ我慢してきて
どれだけ頑張って配慮したか。

もう

親にさえ わかってもらえないんだと思った。
下を向くと涙がこぼれた。
「もう金輪際家族じゃないから そこのとこよろしく。」
と言った。

「○○(わたし)の言葉は 承っておきます」
と母からはメールが来た。

こんなやり取りをする前に送っていたであろう 母からの手紙も届いた。
どっかに行った時のおみやげのストラップが入っていた。
「この季節、元気に乗り切りましょう」と
書いてた。

わたしは何も思わず
疎ましくて

その辺に放り投げた。

そのうち 「こんなお土産、捨てるんだろうな」 とも思った。

わたしはもう   ひとり

たった一人。
ひとりっきり。


それでいいような気もした。


今朝母からメールが来た。
「おはよう」って いつもみたく書いてた。
いつもの絵文字もついてた。

「今日はおばあちゃんの病院の付添い。
そのあと おばあちゃんの体力如何により
買い物したりする予定」
って書いてた。

返事なんてしなかった。

したところで
わたしの悲しみが届くわけじゃない。

いま

「家庭の事情」とやらに再三巻き込まれたわたしが
何か口出しする立場でもない。


今なら、地下鉄に飛び込みなさい、と言われたらすぐにできる。
ここから飛び降りれと言われたら それもできる。

でもまだ理性が勝ってるから。


わたしはここに居る。




明日ほんとうは病院の日だけど誰にも会いたくないから行きたくない

生きたくない自分が勝ったら きっと行けない。



さよならだ
エレベーターの横の壁を一蹴してわたしの一日がはじまった。


木曜日が燃やせるごみの日だから
ちっちゃいごみぶくろ1個 持って玄関を出た。

だだをこねる子供みたいに。

結局会社に行った。

でも行っただけだった

なにも  なあああんにも、できなかった。

そのうち涙がこぼれてきたから
席をはずして
給湯室でみんなで使うぞうきん洗ってた。

嫌なあいつが来た。
なんか言っている
主観がほとんどを占める言葉を
わたしに投げかけてきた

だから
「それは知らないですけど (事実は) このようですね。」

サラッと言った。

「ほらやっぱり」
的なことを言う。

わたしは「ほらやっぱり」と思う。

わたしの仕事がみんなの役に立つといいな、なんておこがましいことは思わないけど
せめて誰かの役に立ってて
もう二度と休職なんてする人が出ないように、と思ってたけど
結局 営業ができるような人にはそんな配慮要らなくて

それを思い知った。






上司が帰ってきた。
営業さんと同行したあと 上司は地下鉄で帰ってきた。
わたしはもう 帰路だった
すれ違う私に

「おう、おつかれ!!」と上司がにこにこした

「おつかれさまです」と わたしは言った

「おさきに  しつれいします  …」と
消え入りそうな目で言った。

そのままホームへ降りて行った。
勝手に無表情の左目から涙がこぼれてた



上司の役に立つくらいは
そのくらいはしたかった。




でももうおしまい。



ちょっとずつだけど、
ファイルにラべリングしたり
わたしが居なくなった後にもどこに何が

本当は置いてあったのか
わかるようにしておこう。
明日からテプラの大活用だ。