会社に行けなかった。
朝なんて 調子の良い時の私にはすがすがしさそのものだけど
調子の悪い時には地獄以下で

会社に電話した。
いつもわたしは 何かあったら決まって8時30分に会社に電話をすることにしてる。
今朝も、いつも取り次いでくれる課長が出てくれて
自分の上司につないでくれた。

もしもし…
「あの…調子が悪いので…

午前中、お休みをいただきたいのですが…」と言った。
「調子が悪い」なんて、普通の人が聞いたら「なにそれ??」って
思われるんだろうなあって思いながら電話した。

前も誰かが言ったように
「子供じゃないんだから調子悪くて休むなんてなあ」
って言葉が頭をよぎる。

ふつうのひとみたくなりたいと思った。

全休は

もし全休にしたら自分はもう
会社に行けなくなる気がして
とっさの判断で半休にした

「だいじょうぶかい?わかりました~」と
いつも通り上司が言った

「いつもどおり」が申し訳なかった。
わたしが休みがちじゃなかったらこんなやり取りなんて皆無で済むのに。


それから支度をして会社に行った。
支度の間 頭の片隅で自分は
「平日の半休なんだから、銀行とか、
なんか、普段平日じゃなきゃできないことしたらいいんじゃない?」とか、急かす。

「せっかくだから皮膚科とか行けば?」と言う。
ラミクタールを飲んでからかよくわからないけど
もともとアレルギーっぽかったけど
最近は特に
指が痒くて血だらけになるまで掻いてしまうから皮膚科にも行きたかった。

でもそんなことができるなら半休なんて言う代物は取らない。
調子が悪い時にそんな高等なことできるわけがない。


結局血がにじんだ手のままで会社に行った。

市販のくすりつけて、防水のちょっと強力なばんそうこう貼っといた。

欠勤届を出した。
「あらあら」って感じで上司がハンコ押して終了した。
わたしが休んだりいなかったりするのは
あんまり珍しいことじゃないんだ

そのあとは管理職だらけのフロアで
管理職がお弁当食べたり、大事な話したりしてた。

わたしなんか 入っていけないから
黙って やることの確認して 仕事した。

何が嫌なのか 
わたしはまた、いらいらしてしまって指を掻きむしってしまって
ひりひり血だらけになった。
自分の立ち位置が全然わからなくて
何もできなくて、ただデスクにいて下向いてたら終業時間になった。

定時であがった。


上司はもっと
有能で会社を休まなくて
気が利く部下だったらよかっただろうな




わたしは







今の上司の上司。

わたしが、今の部署に異動になる前に居た、直属ではない私の元上司。
その上司からある資料を依頼されたので探してた

2時間探した
黙って探した
何回も探した
でも見つからなかった


当たり前だけどだれも助けてはくれなかった。
いまの上司も明日の準備や 営業さんからの電話応対で忙しかった。

結局
見つからなかったことを正直に電話した。
「ごめんごめん、俺の記憶もあいまいだったかもしれん」と
フォローしてくれた

でもわたしは資料をみつけられなかった
見つけられなかった
見つけられなかった
見つけられなかった


私の図式は極端だから
見つけられない=能力がない=死ね

になるけど
きっと日経ウーマンみたいのに出れる人は
見つけられない=見つけるためにどうするか=対策を講じる

とかなるんだろうな。

それから変なスイッチが入り
朝に買ってたチョコレートを一気に箱食い。
だあれも居ない、階段の暗い踊り場でむしゃむしゃ。
自分死ね!って思いながら、パクパク…

それから
「ケーキもらったの、食べに来ない?」と
他のフロアの人が声かけてくれて

いただきに上がった。

「すごく甘いよ~!」っていわれたけど
わたしは何一つ味がわからないから、生クリームらしき
スポンジらしき食感だけ味わって
「そのままでいいよ」と言ってくれたお皿とフォークを流しのとこにさげてきた。

フォークはよくみたら もらい物で 中華屋さんの龍みたいなマークがついてた。
昔の私なら、笑った
「このフォーク、ケーキっぽくないですよお~」とか 言ってた。
でももうそんなことわたしは言わない
生産性のない冗談は言えない
他愛もない笑いというのが一番できない

空の自分は 自分の席に戻って
誰も見ないであろう資料を作った。

見てくれるようにするためにはどうしたらいいか
今後のマーケティング戦略はどうするのか
どう行動に移すのか

いつも一生懸命考えてはきたけど
人の心や行動はすぐには変えられなくて
相談したりもしたけど
上司も「忙しい時は見ないよなあ…」と言うから

わたしはあきらめることにした
ワタシハアキラメルコトニシタ

みんないそがしいから

上司ももともと営業がきちんとできるひとだったから。


わたしは1年に1回の 上司とか人事部が見る申告書に
ありったけの嘘を書いた
そこには華々しい文言がちりばめられてて 
仕事のやりがいも満杯だ

あの日病院のセンセイは
わたしが書いたのを見て
「こういうのはタテマエを書くんだよ」と言った

だから
あれから3年

わたしはずっとタテマエを書き続けている

自由に食べて自由に話して自由に笑ったわたしはもういない


会社にはサーバーがあります。

少し容量の大きいデータとか
営業さん向けの資材とか そこに置いておくためです。

サーバー設置してからずいぶん経つのに
イイ歳した営業さんが「その使い方がわからない」と
言ってきました。
おまけに「○○(私)は何のことを言ってるの?」と
半ば逆ギレ。

しょうがないので1から教えました。

今まで資料類はどうしていましたか
と聞くと


「人からもらってた」


と。

「バカにすんな!!!」と言いたかったです。
私のまっとうな危機感は現実でした。
空回りの正義感だけ残りました。
結局今までの仕事なんて何も役に立ってないとも思いました。



なんだかもうやりきれなくて、逃げたくなっています。

このあいだ病院で
「すごく死にたくなってない?」とセンセイが言ったので
「そりゃあもう、死にたいですよ、私は営業さんに即答できなきゃ意味がなくて
今までの資料なんて実際は誰も見てなくて、私居なくてもいいんで…」

病院のセンセイは「それは○○さんじゃなくて、営業の人の問題でしょ?
それでも○○さんが悪いの?」と
言いました。

私は黙っていました

とにかく色々営業さんからは言われます。
言われ役です。

お願いだから
なんでもなんでもなんでもなんでもなんでも私に当たらないでください。

そりゃあ見た目は笑ってて
そうやっているけど

わたしだって死にたくもなるし泣くこともあるんです。



今日棚の上のきちんとしまってた資料 ぐちゃぐちゃにあけて放置したのだあれ?

もう

いいでしょ