喜びから人生を生きる! ―臨死体験が教えてくれたこと/ナチュラルスピリット

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末期ガンで、臓器が機能不全で臨終間近なアニータが

臨死体験を経て、生き返り、

その後一週間ほどで、全てのガンが消えてしまったという体験談。

本の中では、彼女の一生、そして 末期ガンになった経緯、臨死体験、そして

彼女が本当に絶望的な末期ガンであることを証明するカルテ的なことが

書かれていました。(ここのところは、すごく一生懸命書かれていたので、

懐疑的な人が多いんだろうなぁと思った。)



私は母をガンで亡くしているので、ガンという言葉を見るのも聞くのも、

嫌なのですが、思い切って購入して読んでみて良かったです。

全ての病気に通じることなのでしょうが、

やはり病は恐れからくるんだなってことが、良くわかりました。

そして、アニータは、全身からガンが消えたのにも関わらず、

医師の勧めで(というより、医師が納得できず・・・)抗がん剤を点滴されるのですが、

抗がん剤の副作用もまったくでなかったと書いてありました。

これは、母の抗がん剤の副作用を側で見てきて、そして、泣いてきた

私には驚きでした。


実は、私は母のガンを治そうと、

ガン患者には有名なゲルソン療法という食事療法を勉強し、

ゲルソン療法を教える先生の元へ母と合宿にも行きました。

あんなに、父と3人で頑張ったけれども、それでも、母は亡くなりました。

疑問だったんです、なぜ、同じように頑張って、

ゲルソン療法で治る人と治らない人がいるんだろう?って

そして、私が、導きだした答えは

“ゲルソン療法に効くのは、食べ物に執着している人だけなのでは?”ってことです。

いわゆる食いしん坊さんが、食べることへの執着を手放した時、

そして、食べないことへの恐怖を手放した人が、治るのではないのだろうか?

というものでした。


そして、この本には、私にとってももう一つ重要なことが書かれていました。

アニータは、彼女は迷うと、本や先生やグルに頼り、外側に情報を

得ようとした結果、ますます方向性を失い自分のパワーを与えてしまったのだとも

書いてありました。だから、ガンになってから、ヨガ、ヒーリング、食事療法、漢方と

ありとあらゆる方法を試し、そして挫折していく日々。


これは、まさしく私が、よくやるパターンでもあります。

私は、何か問題があると、ネットで調べ、本を読み、そして、先生を探す。

この本を読んだということは、

おそらく、このパターンも手放す時が来ているんでしょうね。


グーーーーと手で握りしめていたら、新しいものは入らない、

手放して、初めて新しい物を握ることができる


だから、このパターンを思い切って手放すことにします。

良い本に出会えたことに感謝。