既にこの世にはいない両親、強いては祖父母、そのまたご先祖様も長野県は下伊那の生まれ育ち。毎年12月31日は「お年取り」と称して、大晦日の夜から翌年元日のお昼まで喰えや飲めやの大宴会。「二年参り」と言う風習もあって大晦日の夜から元日にかけて地元の鎮守様や菩提寺にお参りに行くんですよね。

流石にその風習を全て継承という訳にはいきませんが、小生の家では大晦日の晩からご馳走を。メインの食材は出世魚の。これもね諸説あって、同じ長野でも松本より北の長野市あたりでは故郷の川に遡上するだったりするんですよね。

で、今宵は近所に住む愚息家族と妹、そして千葉に嫁いだ娘夫婦を招いて、一年の終わりに楽しくも睦まじい夜を過ごすのでした。。。。。

<あっ!肝心な「ぶりの照り焼き」撮り忘れました(笑)>

 

今年も54歳のオッさんの拙いブログにお付き合いいただきありがとうございました。まぁ仕事の方では紆余曲折、色々あって胃の痛い日々を抱え、悩み多き一年ではありましたが、仲間や先輩方に助けられ、励ましてもらって何とか年の瀬を迎えられました。そして夫婦二人だけの家となり寂しくなりましたが、子ども達家族がそれぞれの場所で元気で楽しく暮らしていること、そんなことが一番に嬉しく感じられるようになりました。

<みんなが帰った後、愛犬ヤスヒサとお散歩です。。。。。>

 

大晦日、間もなく新年を迎えるこの時間、人通りは疎らで街は静か。それでも電車は動き、お弁当屋さんの送迎バスは走り、コンビニエンスストアの灯りは煌々と。そこには人それぞれの人生があり、悩みや悲しみ、時に喜びがあったりします。「人はそれぞれ事情を抱え平然と生きている」今年亡くなった伊集院静さんのエッセイにあった一節ですが、ひとの諸行を言い表していますね。海の向こうでは戦争が。政治信条や宗教の違いで争う権力者の下、常に弱い者たちが辛い思いをしています。どうか穏やかな日々がやって来ますように、そしてそれがいつまでも続きますように。そんなことを想い綴りながら一年を〆たいと思います。

てなことで今年はこの辺で

続きは次回の講釈にて。。。。。