旧盆を迎えるこの時期、働く人たちの中で圧倒的大多数の地方出身の方にとってはこの時期こそが「夏休み」。渋滞や満席の中、故郷に戻り、家族や懐かしい仲間の顔に出逢い、庭先でスイカをいただき、遠い星空の向こうのご先祖様に花をたむけるが如く花火が上がり、海や山で童心に帰る。全てが「いい風景」だったりしますよね。十数年前までは長野の下伊那出身の両親と共に毎年この「いい風景」に出逢っておりましたが、両親亡き後、横浜で生まれ育った小生にとって、里帰りにある「いい風景」はなく、また、自身の子どもたちが巣立ってしまった後は、暑さの前にただただ身体を休めるための「夏休み」になってしまいましたね。


一年の前半は6月となりますが、どうも自身の体内時計ではこの旧盆までが前半で、最後の花火が上がった後が後半戦となるような気がしています。年が明け、娘の結納が終わったあたりから精神的にローダウン、ダメダメな4、5ヶ月を過ごしたのち、初孫に恵まれた頃から復調し、この1ヶ月チョイ、今までの遅れを取り戻すべく猛進させていただきました。老眼と物忘れ、そして愚かな思い込みと戦いつつ、早朝から深夜まで疲れて重たい身体を動かしながら、久しぶりの働く喜びを味わったような。そう、「いい感じ」にね。


そんな「小生の前半」を終えて、明日から夏休みをいただきます。これと言った予定はなく、身体を休め、帰省した仲間と逢い、そして本を読んだり映画を観たりしたいなと。深夜のこの時間に朝起きることも気にせずブログを書いているこの感じが「夏休み」ですね。


で、唐突ですが今宵、疲弊して仕事から帰ってきた家内と、小生と一緒に親から継いだ家業で働く妹との暑気払い。明日からの夏休みの景気付けに素晴らしきアテと共に力一杯飲ませていただきました。


<水茄子が美味いっチャ!>















お邪魔したのはお馴染み三浦半島地魚料理「わだつみ」さん。キトキトのお魚と採れたて新鮮野菜をアテにビールで乾杯!その後は鱧の天ぷらをはじめとする揚物祭りを敢行し迎える打つは一番札のソーダ割りをレモン多めで。いや〜身体がほぐれますね。至高の糠漬けと共に明太ポテトグラタンにんにくチャーハンで美味しく〆させていたきました。


きっと飲み喰いに終始する夏休みとなりますが、何か些細な発見や初体験に巡り会えますように。


てなことで今夜はこの辺で。


続きは次回の講釈にて。。。。。