出逢った時、迎えた時のワクワク感、別れる時の寂寥感。人が生きていく上で幾度となく繰り返される感情ですね。

 

かつて両親の生まれ育った下伊那の風習を真似、今日に至っております「お盆」について、それは旧暦によるものでしたので、夏休みとなる8月の行事は日記にも書かれていた思い出の一コマ。仏壇やお墓の掃除をし飾り付けて、お墓で迎えてその火を提灯に入れて自宅まで持ち帰り、祖父母の家の敷地の片隅で持ち帰った火で今一度迎え火を。親戚が集まり、ご馳走をいただき、それは街のお祭りにも似た各家庭の大切な季節の行事。幼心にご先祖様を迎えるその火に恍惚とした想いがあったことを覚えています。逆に送る時は何だか寂しくて悲しくて。ご先祖様をお送りすると齷齪働く両親と一緒に過ごせる夏休みの終わり。田舎から横浜へ戻る時、見送る祖父母の姿を見ながら毎回のように涙したことが走馬灯のように。今となっては7月、新暦によるお盆。夏休みでもない何でもない、ただ暑い日にご先祖様をお迎えして、細やかなおもてなし。あの頃のようなワクワク感はありませんが、日常の中で両親や祖父母を近くに感じる数日間は背筋を伸ばしつつ、自らを顧みるいい機会だと思っています。ただね、送り火の際の気持ちはあの頃のまま。季節の行事の終わりにホッとすると言うよりは、やはり少し寂しい気持ちに。目に見えないものとはいえ、やはり別れの時に抱く感情は変わらないようですね。

 

さてさて本日は送り火。迎え火は愚息が来てお迎えしましたが、送り火は千葉に嫁いだ娘がお婿ちゃんと共に帰省。と言うよりは先日生まれた新しい命のお祝いに来て、その序で(笑)でもね、夫婦二人で送るより、何倍も良かったりするのでありました。

 

で、お清め。お母さんの実家が魚屋さんを営んでいたこともあり、生もの好きのお婿ちゃんとの一献は先日、撤退のお知らせをした「寿司清」さん。同級生MASA-yanは本日お休みならど、こちらはどの職人さんが付け場に立たれても実に楽しく美味しく、いい時間を過ごさせてくれます。今日はIWA-sanの心尽くしに舌鼓を打つのでありました。。。。。

 

晴れの日の食事です>

 

晴れの日のお食事。夫婦として家族として間もなく半年。式と披露宴は秋とのことですが、お互い協力し合って生きていく餞になったのかなぁと。

ご馳走になったあとも空はまだ明るく。娘の提案で隣の「赤い風船」さんにあるバッティングセンターへ。格好の良いところを見せるつもりが、酔っててフラフラ。おまけに背中をツルという体たらく。かつてのスラッガーは今はもう居ません(涙)

 

赤富士と一番下は赤っ恥(笑)>


そしてそして運動後のおやつ。カミオにあります「ジョナサン」さんでデザートタイムです。

<甘い物だけでは収まらなかったようです(笑)>


よく食べ、よく飲み、よく笑った初夏の夕暮れでした。まぁ慎ましくとも、楽しい家庭を少しずつ築いてくれたら、嬉しいかなと。

てなことで今夜はこの辺で。

続きは次回の講釈にて。。。。。