男が悪い、女が悪い | 拝啓 マリコ様 From Real Housewives of フロリダ 

拝啓 マリコ様 From Real Housewives of フロリダ 

日本ではまだ馴染みの浅いプライベートリゾートクラブ。塀とゲートで覆われた 敷地内にゴルフ場とテニスコート, 豪邸が立ち並び,クラブハウスを中心に人々が集うクラブライフ。紳士淑女が織りなす 社交, 人間模様、女たちの物語。そこに住む私から先輩マリコ様への手紙。

拝啓 マリコ様

 

うちのパラダイスにナンシーという74歳の美しい女性がいます。

 

テニスにゴルフと年齢を全く思わせない程 アクティブで

 

女優さんの様に綺麗な方です。

 

彼女は60代前半で前夫と別れてそれ以来 

 

このパラダイス村で一人暮らしです。

 

現実のところ、こういうパラダイス村は 

 

要はソサエティーの縮図で

 

Mr. XXとその夫人、というメンバーが主流であり

 

クラブのイベントやメンバー同士の交流も

 

夫婦単位で楽しむ為に企画されているのがほとんどです。

 

だから未亡人、ましてはシングルのメンバーは

 

寂しい思いをすることが多々あると思います。


ビーチクラブにて

 

さてナンシーが熟年離婚することになった経緯は

 

本人曰く 元旦那の浮気

 

よくある、元旦那の会社で働いていた

 

若い、さして綺麗でもない秘書に取られた、と言う話。

 

その後 この秘書と結婚し平和に暮らしているそうです。

 

まあ、理由が理由なだけに元旦那はナンシーに

 

沢山の財産分与及び慰謝料を払い、

 

その総額は多分5億円越え

 

文字通り悠々自適なシングルライフ なんですが

 

若い秘書に寝取られた元夫への恨み、

 

そしてその後 益々裕福になった元夫の妻の座に収まっている

 

元秘書に対する ドロドロの妬み辛みから

 

10年以上経っても まだ浄化できずにいる様で

 

ワインが入ればその恨み辛みを聞かされたり

 

わりと自分の話題にしか興味がないナンシーとは

 

皆 友人としての密なお付き合いに躊躇して、

 

ある程度 距離をとられている様に見えます。

 


ダウンタウンの新しいバー

そんな彼女になぜか気に入られている私は

 

”マダムー、聞いてよー”と囲い込みされることも多く

 

結局 昨日もゴルフの後に 話を聞く羽目に。

 

例にももれず元旦那の話ですが、

 

今回はさすがの私も同情を禁じ得ないと言うか

 

なんと隣のコミュニテイに

 

元旦那と新ヨメが家を買ったと言うのです。

 

実際はうちのパラダイス村でも探していて、

 

隣の方にいいのがあったからそこに買った様です。

 

元旦那はアトランタに本拠展があり 

 

ここはもちろん別荘として買ったのですが それにしても

 

元旦那の無神経さには びっくりです。

 


被り物嫌い

この元夫婦は

 

元夫と元嫁 今嫁が子供を囲んでいい関係。。とか

 

ABCのドラマに出てくる様な関係では全くなく

 

どちらかと言うとホラー映画に出てきがちな呪怨の関係です。

 

わざわざ 憎み合ってる元嫁の近所に

 

別荘を購入する意図とはなんでしょうか?

 

うちの旦那に聞いてみたところ

 

”ありえへん、フロリダにどうしても別荘が欲しかったら、

 

他にもいいところはいっぱいある、

 

東海岸 パームビーチとかに 買うやろ普通” 

 

私も全く同感。

 

そしてもう一つの謎が 子供達の態度

 

若い女に走って家族を裏切った お父さんと、捨てられた母

 

普通なら お母さん側について 新しい嫁とはギクシャクの関係

 

と、言うのが一般的がと思うのですが

 

ギクシャクの関係なのは実母と子供達。

 

特に娘さんとは二日以上一緒にいられない様です。

 

にもかかわらず 父とその新ヨメとは

 

家族同然に仲がいい 子供達。

 

ナンシーは時に彼女の実母の話(悪口)もします。

 

”お母さんはいつも私の批判ばかりしてた、ちょっとウチを空け

 

ると ”また 子供を置いてテニスなの?” とか 

 

そういう言い方するから実母とは合わないの” とか。

 

それら 色んな要素の点が線になると。。。

 

もしかしたら 子供達から見ると

 

自分のことしか考えていない 勝手三昧、贅沢三昧のお母さんに

 

疲れ果てたお父さんが 自分をかまってくれる

 

心やさしい秘書の女性に惹かれたのは すごく当然で 

 

お母さんが一人になったのは自業自得

 

と、いうところでしょうか。

 

近くに無神経に家を買ったのも、

 

お互いに 思いやりの心も残っていない 

 

離婚劇だったのでしょう。

 

いくらお金があっても 一人ぼっちで

 

僻み妬み、恨みにぐるぐる巻きにされた人生は

 

虚しいものだと思います。

 

さて、今朝も朝からグタグタ文句の多い旦那ですが

 

夕飯は美味しいものを作ってあげようと思います。

 

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