結婚生活は 見猿聞かざる言わざる | 拝啓 マリコ様 From Real Housewives of フロリダ 

拝啓 マリコ様 From Real Housewives of フロリダ 

日本ではまだ馴染みの浅いプライベートリゾートクラブ。塀とゲートで覆われた 敷地内にゴルフ場とテニスコート, 豪邸が立ち並び,クラブハウスを中心に人々が集うクラブライフ。紳士淑女が織りなす 社交, 人間模様、女たちの物語。そこに住む私から先輩マリコ様への手紙。

拝啓 マリコ様

 

波があるんですよね。私と旦那の仲良し具合は。

 

うまく行ってる時と、

 

険悪な空気がどんよりと 家中に立ちこもってる時

 

うちの場合は、2ヶ月周期で来てますね。

 

この数ヶ月、いい感じだったんですよ、それはね、

 

あるご近所の友人からアドバイスを受けてから。

 

”旦那と 口論というか、ああじゃ無い、こうじゃ無い、っていう話になった時は

 

まあ、80%は 私ら 嫁の言ってることが正しいのよ、

 

相手も、それに気付いてるから、余計にムキになって、

 

ドンドン 話がエスカレートして疲れるじゃない? 

 

だからね、もう、ハイハイって 勝たしてあげるのよ。オッケー、って。

 

考えてみれば エネルギー使って どっちが正しいって言い合っても

 

大した事じゃ無いからね。もう、そうしてるの。”

 

と、どっしり構えた テレサ。



 

ああ、どこかでも そんな話 聞いたことがある。

 

”結婚前は目も耳もいっぱい開いて

 

結婚後は ”見猿聞かざる言わざる” よ” 

 

と、多分 叔母に言われたかも。

 

私たちの様に 特に 国際結婚組は

 

無意識に過ごしていると

 

相手の英語に慣れて 以前より 相手の言ってることが 

 

もれなく聞こえる様になり

 

今まで聞こえてなかった 

 

旦那の 小さい呟き の 捨て台詞とか

 

”へえっ?今 何言うた?もう一回 言ってみ!” と 

 

聞き逃さなくなる。

 

そして、以前の私は 語彙が届かず 

 

グサっと 最後に 止めを刺す一言が 出てこず、

 

もどかしい思いもしたが、と、同時に火に油を注ぐことは回避できた。

 

が、それも学習の成果で スラング 隠語なんでもアリになってくると 

 

叩き込む様に 次から次へと止めなく 憎々しい言葉が溢れ出てきて

 

犬に止められるまで 激しいガチンコが続く事も。



 

そういえば、旦那に

 

”出会った頃のお前は 何を言ってもいつもニコニコして可愛かった”

 

と、恨めしく言われる事があるが、それって 単に旦那の言ってることが 全部 聞こえてなかったんだと思う。

 

なにせ 旦那は 私の 初めての非日本人のボーイフレンドだったから

 

職場とか、学校の英語とは違う ホントの英語の言葉のニュアンスとか、

 

どこまで私が 解っていたか、かなり怪しいレベルの実践英語力。

 

彼との 生活文化の違いも ”米人は皆そうするものだ” と思っていたけど

 

米人の一般的な習慣でなく 旦那がかなりユニークであると気づくのに時間はかからなかった。

 

年月と共に 彼の 色んな雑な行動が 勘に触る様になり 

 

例えば 昨日

 

”カーペットクリーニング、また電話せなあかん、もう、何ですぐ 汚なくなるねん!” と、イラついてる旦那に

 

”今、私に聞いた? 聞いたよね、聞かれたから 言うけど。。

 

それは、ね、貴方が 土足で家の中を歩くからよ〜。”

 

”でっかい、ドロドロのスニーカーで毎日踏み倒したら、そりゃー カーペットちゃんも すぐに汚くなるわねー”

 

と、以前 私の ”土足厳禁” 法案を

 

”ここはアメリカ” の 一言で 握りつぶした旦那を秒殺。

 

”いや、もうクリーニングでは無理よ、買い替えね。あー、お金がかかるわねー、土足って”

 

と、最上級の嫌味に酔いしれる私。

 

と、都合が悪くなると犬の散歩に逃げる旦那。



 

まあ、とにかく 国際結婚だからこそ

 

”見猿聞かざる言わざる”  をかなり意識しないと

 

カチンカチンが止まらなくなる。

 

ウチの御近所さんは 現役を退かれている、リタイアした人が多い。

 

ここの会長職を長く勤められた Donによると

 

”ずーっと夫婦が一緒にいて 上手くいく秘訣?

 

勿論、出来るだけ 日中は一緒にいない事。

 

例えばウチは、僕は月水金、奥さんは 火木土にゴルフ

 

夕方しか顔を合わせない。"

 

オシドリ夫婦で有名なカップルも そうなのね。

 

とは言っても、旦那がいなければいないで 落ち着かない。

 

そう、私は 一つ屋根の下で 基本 別々のことをしているのが一番いいかな。

 

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