若い頃ってどうしても見え透いたマーケティングに騙されやすいから煌びやかな消費の渦に巻き込まれてしまうんだよね。

私が高校生の頃などまだバブルの余韻に浸ってた時期だから多感な時期に読んでいた雑誌には高価な服がズラリと並び、こういうのを着ないとモテないみたいな洗脳が行われていました。


当然高校生にはそんなものは買えないので、

安い服をあまんじて着ざる得なかった。


高校卒業と共に自動車運転免許を取得すると

今度はいい車に乗らないとモテないという洗脳に侵されて当時300万円くらいのハイラックスサーフを買って乗っていたが2年でランクル80に乗り換えた。

当時400万円位で乗れたのですが現行モデルはさすがにハタチの若造には買えない高価なものになってしまった。


両親から19歳の頃に贈られたロレックスサブマリーナを腕に巻いてランクルのハンドルを握るのは当時の私にとって誇らしかったのかな?

よく覚えてないけど。


確かな事はそれでモテたという事は無い。

まあ彼女は居たけど車や時計の影響は無かったね。


しばらくして転職したのだが、

前職は工場勤務だったのが東京のオフィスビルで働くようになるとスーツに凝り出した。

オーダーメイドで仕立てたスーツに英国靴の踵を鳴らして街を歩くとドラマの主人公にでもなったかのような気分でした。


それから程なくして地方営業所に移り結婚した。

この頃からは海外旅行にハマり世界中を旅して回った。


ある年にはクリスマスの日にアウディのワゴンでスキー場に行って滑って

その次の週には冬休みに入ってパラオのブルーコーナーでスクーバダイビングしてました。


これは完全に狙ってやってた。

真冬の遊びから常夏のリゾートにひとっ飛びするというお金持ちごっこをしてたんですよ。




家も注文住宅で建てて

オーダー家具やシルクのペルシア絨毯

クリストフルシルバーのカトラリーを揃えて

高級レストランでの食事や外資系ホテル

想像するお金持ちのフリをして楽しんでいました。


その頃から少しずつやりたいお金持ちごっこもネタ切れ気味になりました。


お金持ちごっこも一通りやってきたが

これら全て自分の為じゃなく他人からの評価を気にしてやってきた事だった。

しかも誰もそんなもの見てないんですよね。


まあ一通りやらなきゃ分からない事もあるから後悔はしてないんだけども。



お金が無い時の方がお金持ちに見られたいって気持ちはわからなくはない。