少し前にもこのブログで書いたのですが、
やはり無意識というのは一番強い。
老木が無為に其処に在り続けるかの如く、
日々淡々と過ごす事こそ最強であると思うようになりました。
先週会社の同僚と久しぶりにサシで飯を食って
私の計画や思う事を話したのですが、
彼は彼なりに思う事もあるでしょうが、
仕事は仕事だから普通にやるだけですよって飄々と話してくれました。
私の引退計画なども話したのですが、
彼は辞めるのはいつでも辞めれますが辞めたら二度と戻れないと涼しげに受け流してくれた。
そう!
これなんですよ。
結局の所、私は小さな事に執着して真正面から受け止めて問題に過剰に反応してたんですよ。
確かに会社の上司とは上手く行ってません。
でも、それ以外に問題なんて一つもないんですよ。
よくテレビなんかで90歳のお婆さんが地元の食品工場とかで60年働き続けてるみたいなのあるじゃないですか。
あれってもう会社に何も求めてないし
会社もお婆さんには何も求めて無いと思うんですよ。
本当にただ無為に其処にあり続けているんです。
確かにFIREってのは魅力的な響きである。
其処に行けばどんな夢も叶う天竺みたいな存在。
でも果たして天竺は本当に存在するのだろうか?
己の作り出す楽園のイメージに囚われているに過ぎないのでは?
人は過度に期待してイメージを膨らませてしまうが、
いざ其処に辿り着くと其処には何も無い
遥か遠くに見えるオアシスのような存在。
人生ってのはそんなもんです。
期待するのって人間の弱さの裏返しで
期待するから失望してしまう。
だから何も期待せず日々淡々と
老木の如くそこに在り続けるというのは
一番強いんだよなって思ったんです。
仕事なんて毎日やる事だけやっていればいいんですからね。
まあ最悪クビになった所で一生食って行くだけの資産はもう確保してあるんだから開き直れる。
私は幸せですよ。
会社にたった1人だけ大嫌いな人間がいるだけですからね。
会社から一歩出たら大好きな家族と楽しい友人に囲まれて何の不自由も無く悠々と暮らして行けるんですよ。
引退した所でその先にやりたい事がある訳じゃないし、
何より属性ってのは結構重要だと思う。
FIREした時点で結局はインフレリスクだとか余分な事に悩まされてしまうんですよ。
だったらいつまでも会社に寄生して養分をチューチュー吸い続けていればそんな悩みにも直面しないで済むんですから。
新幹線だってパンタグラフから電気が供給され続けているから東京から福岡まで走り続けられるんですよ。
これがバッテリー積んで充電だけで走っていたらあんな速度で長距離は走れない。
働き続けられるなら貯金なんて要らないんですから実は毎年とんでもない金額を消費できるんです。
別にもう出世とか昇給とかどうでもいいんだから
会社に行って何にも考えないで日々淡々と仕事だけしていればそれが一番良いって思えるようになりました。
年間20日の有給休暇も誰にも気を使う事なくフルで取得して旅行に行ったり美味い物食ったりして金と時間をフル活用。
しかも属性も社会保障も確保できるしね。
正社員ってのは権利ですから。
実質的なサイドFIRE状態に突入です。