NHKスペシャルという番組で食の特集をやっていました。

富豪が珍しい食材を求めて世界中を駆け巡って大金を支払っている一方で、

貧困国では加工食品の摂取過多で肥満による健康被害が出ているといった番組構成でした。

加工食品とは

コーンを飼料に肥育した家畜の肉を

コーンで生成したデンプンの衣を纏わせて

コーンから圧搾した油で揚げて

コーンか生成した糖分で作られたジュースと共に食べているんだから結局コーンしか食っていない

と指摘されていました。


しかし貧困層も富裕層も求めているのは

脂質と糖質でしかないのではないかと思ってしまったのです。


違いがあるとすれば付加価値があるか否かだけで

結局人間が求めているのは高脂肪で糖質の高い物。

あとは耳で聞く情報だけの違いでしかない。


元々飢餓から救う為に食材は大量に生産されて世界中に供給されて来た。


肥満になるか否かは体質の問題もあるが

実は食べ過ぎているだけの話で加工食品その物に罪はないのだ。



私は食べる事は好きだし知的で文化的な営みだと思う。

でもその本質は糖と脂質に付加価値という衣を纏わせた物に過ぎないんだなと改めて気付かされた。


なんだか寂しいね。