先日休暇をとって病院に行った帰り道で
母親に頼まれた通帳記帳をする為に少し回り道をして郵便局の手前の交差点で右折信号待ちをしていた。
左車線を走る車が私の車の左サイドミラーに接触してきたと思った次の瞬間、
前方に停まっていた積車の荷台の下にその車が突き刺さった。
かなりの勢いで積車の荷台の角がフロントガラスを貫通して屋根はひしゃげてピラーも歪んでいた。
その時私は母親に通帳記帳を頼まれなければこんな事故には巻き込まれなかったのにめんどくさいなぁと考えていたのですが、
前の積車のドライバーが
これ君だったら死んでたかもねって言われた。
その瞬間背筋が凍った。
事故を起こしたドライバーは居眠り運転で記憶が無いとの事でしたから勿論ノーブレーキで突っ込んで来たのです。
ワゴンの普通車がノーブレーキで私の小型車に真後ろから突っ込んできたら積車の荷台に刺さっていたのは私だったかもしれないのだ。
私の車はこの程度で済んだのですが、
まず最初には私の不幸を嘆いていたのです。
しかし突っ込まれた車から見たらこの程度で済んだのはラッキーだという。
塞翁が馬という諺を思い出したのである。
昔、中国の北辺の老人(塞翁)の飼っていた馬が逃げたが、後に立派な馬をつれて帰ってきた。老人の子がその馬から落ちて脚を折ったが、そのために戦争に行かずにすんだ。このように人生の吉凶は簡単には定めがたいことをいう
確かに。
私はツイている。