私はケチだ。

しかし贅沢は好きだ。

贅沢とは無駄遣いではなく価値のある消費の事である。

例えば高級車は素晴らしいと宣伝されても日本には速度制限があって交通渋滞に巻き込まれたら高級車も安い中古車でも到着時間に大差は無い。

東京名古屋間を移動するなら新幹線の方が早いのだからわざわざ高級車に乗る必要は感じないのだ。

そして料理が趣味なので大抵の事はこなせる。

玄蕎麦から製粉して蕎麦打ちしたり

鰻を釣って蒲焼にする事もできる。

そうなればわざわざ出掛けて食事に行く事は単なる無駄違いになるのだ。


やはり何にも知らない時にはフグ料理屋に大金を支払ったりしてきたが、

フグも家庭で捌いて食べる分には違法でも何でも無いので可食部を見極められる種類のフグを普通に家で食べてきたが、

結局フグより美味い魚なんていくらでもあるのだ。


食材には興味があるのでしての良い物を適正価格で買い求めて普段の食事に食べている。


私は基本的には面倒くさい事にこそ楽しみが隠されていると思っているのでお金で便利を買う事をあまり良く思っていない。

楽しい事というのはやらなくても良い事をわざわざやる事でを楽しむのだ。


例えば旅行だって便利で快適な家をわざわざ離れる事で異なる環境を楽しんでいるのである。


中々手に入らない物を買う為にわざわざ海外に出掛けた事もある。


コンビニは便利だが、

そこには特別な物は無くスーパーで買うより高い金額で物が売られている。


私はお茶が好きなので台湾に台湾茶を買いに行く。

台湾茶は素晴らしい。

様々な種類のお茶は様々な味や香りを放ち

まさにお茶の芸術。


そんな素晴らしい質のお茶が日本で買うより安く買える。


最高級の東方美人茶が10g五百円位で買えるのだが何煎も出るから一杯あたりの値段に換算したらコンビニのペットボトルのお茶と良い勝負だろう。


私は価値のあるお金の使い方がしたいのだから

コンビニで便利をお金で買うような消費に興味がない。


過去には様々な物に無駄遣いしてきた。

それら全て勉強代だと思っている。


未だに見た目や体裁を気にする人から見たら私は貧乏臭く見えるだろう。


しかし私は見た目でその人の本当の経済状態は分からない事を知っている。



だって私の年収が500万円くらいの時が一番見た目にお金を費やしてきたからほとんど資産は持って無かった。

薄っぺらい知識と経験を外見を高い物で着飾り体裁を取り繕い一流でございますって顔してたんだからね。


これが本当の貧乏人なんだなって思います。

実は貧乏臭いは貧乏ではない。


金はあるけど無駄にはしない。


貧乏臭い生活を楽しむ余裕があるというのは

本当は贅沢な行為なんですよね。