私たち何人?
本当は、もっとお気楽な記事がアップされるはずだったんですが、急きょ変更・・・(明日あげまーす)
最近、他の方のブログでもちょっと話題になっていることが多い問題を、ペッショなりに記事にしようと思います。
あ~でもうまくまとまるかな?支離滅裂になったらごめんなさい
。昨日、帰ってくるなり長女が
「うっざかった~!
下校中に高学年の男子が2~3人で『チネーゼ!(中国人!)』ってからかってきたんだよ!」「え!で、どうしたの?」
「私は『日本人だよ!』って言ったんだけど、ベネデッタが、『あんな馬鹿ほっとこう』って。通りがかった別の男の子も『中国と日本は違うじゃん』とか言ってくれたけど、からかってる奴らは『一緒だ~』って!」
「毅然としてればいいんだよ。怒るところが見たいだけだから
」「私と友達になりたいけど、どうすればいいかわかんないからかな?
( ´艸`)」
「冗談で切り返せるならいいじゃん」
と、うちではこんな感じで終わっちゃったんですがね。中国の人に言わせたら「なんで中国人って言われて怒るのよ!」ってことにもなりかねないけど・・・
うちの近所・・・字ばかりで疲れるので内容と関係ないけど・・・

先日、ローマで移民の中国人男性を少年が数人で暴行して怪我を負わせる事件がありました。
詳細はこちら。
この記事には、「民族主義台頭が原因か?」とか書かれてますが、この前に、中国の汚染ミルク事件なんかもあったので、いずれにしても中国に対する不信感は募っているのだとは思いますが・・・その後も有色人種に対する殴打事件なんかも出てきて、模倣事件が続いています。
で、イタリアは野蛮でバカな奴らが多い
、となるのは短絡的だと思うんですが。日本という国は、「島国根性」を長く引きずってきたせいか、「人と違う」ことにとても敏感です。数年前、「みんな違って、みんないい」がブームになったけど、「そうじゃない」って思ってる人がいっぱいいるのが現実。
「いじめ」問題も、頭がいい、美人、スポーツができる、などの良い部分や勉強が苦手、不潔、体が不自由と言った「みんな」と違う部分が目立つと「きもい」「うざい」「消えろ」という反応を引き起こすんだな、って感じていました。そして、特に「民族、人種問題」に関してはタブー視はされていたけど、日本が抱える暗い部分のひとつです。
幸い、うちの娘は10年間の日本の小学校生活で本人が「いじめ」だと思うようなことには会ったことはないそうです。「気づいてなかっただけかも
」とかは言ってましたが・・・「イタリア人だからって威張るなよ!」って「別に威張ってないし」って、呆れてたぐらいで。でも、アジア系のハーフのお子さんは、結構辛辣なこと言われたりもしてたそうだし・・・
必要以上に自分を卑下したり、劣等感を持った時に「私、いじめられてる」って感じてしまうのも事実ですよね。
三女入院中仲良くなった中国人のバレンティーナとサーラ・・・元気かな
ヨーロッパに住むと、民族を理由づけにした差別はもっと表面化してきてます。イギリスにいた時は、イタリア以上でした。(書きだすと落ち込む)ヨーロッパ内だとイタリアも馬鹿にされますからねえ・・・さらに、イタリア内ではナポリはまた差別の対象だし・・・キリがないです。
基本的には、自分たちが見下していたものが、自分より優位に立とうとしたときに反発が起こるんだと思うんですね。人間の歴史を振り返っても、よく似たことが何度も繰り返されている・・・
15年ほど前、イタリア人の彼氏と炉ばた焼きへ行った時、隣にすわったオジサンが
「この人、どこの国の人?」
「イタリアです」
「あ~じゃあ、ロッキー(シルベスター・スタローン)みたいだな、スケベだな
」と下品に笑ったことがあるんですが、わざわざ日本まで来て女連れて行くな、って感じの話をしだしたので、店から出ました。酔っぱらいと言い合ってもしょうがないし
。外国から来て、うちの国の労働を取るな、金を持って行くな、女・男を取るな、外国人はどっかいけ!
こういう考え方って、多分、全世界共通なんでしょうね。
「All we need is love」で世界が救われれば世話ないけど、というのを昔ギリシア人の哲学の先生と話してて、
「人間がもっと単純で、ピュアなら、ありえるがね。我々は複雑怪奇で、そんなにキレイじゃない生き物だ。傷つけあいながら、生き抜いていくしかない」
と言ったのを思い出します。
なら、生きる術を教えなくては。
イタリアに行っても、日本に行っても「違う」と言われる子供たちの母親となった今、自分を誇りに思える人に育ってほしいんです。周りの人はいろいろ言いますから、そういうことに巻き込まれない強い人にね。