ピアノレッスン283-290 ベートーヴェン ピアノソナタ14番 月光 第3楽章 | 初老精神科医なおざう

初老精神科医なおざう

教員をやめ、中年で再受験して、今や初老精神科医。仕事はぼちぼち。ピアノのおけいこ、読書、お酒、その他の日常を記して行きたいと思います。

2023年12月からピアノレッスンを再開した。12月に3回、2024年1月に4回、そして、2月初めに1回、計8回、ずっと月光の第3楽章をやっている。楽譜の譜読みに関してはすでにブログをアップしている。

 

レッスンを再開する前の11月からすでに練習を始めていたので、もう3カ月以上弾いているが、予想通り、なかなか手ごわい。冒頭からの高速アルペジオ、いきなりよどみなく弾くのは相当に難しい。力が入ってしまうとすぐミスをしてしまう。家でのローランドの電子ピアノでは弾けていたのに、レッスンのカワイのグランドピアノの鍵盤が重いこともある。いや家の電子ピアノの鍵盤が軽いのか。

 

3カ月練習した段階で、ようやくMM=80程度で大体弾けるようになった。それでもミスはあるし、難しい所はテンポが崩れる。

いろいろと感じたこと、先生から指摘されたことを以下に述べる。

 

冒頭からの右手のアルペジオ、少し手を反時計回りに回して、1の指が次の位置に自然に移動するようにすると弾きやすい。

7,8小節目のオクターブのアルペジオ、すばやく弾くにはここが難所。1の指を弾いた時、もう2の指は準備しているのがコツかな。手に力が入ってしまうとすばやく移動できない。9小節目から14小節目、右手は手首を回転させるようにして、上の音は軽く弾く必要がある。F##以外の音は全部5の指で弾いた方がいいかな。内側の指がいろいろ変化することもあって、テンポを一定に保って左手をきちんと合わせて弾くのがなかなか難しい。16小節目、18小節目、右手、4拍目のオクターブの八分音符、響かせるととても気持ちがいい。19、20小節目、右手は奥の方で弾いた方が、狭くなり掴みやすく弾きやすいように思う。

21小節目から第2主題が出てくるが、左手の16分音符、拍の頭の低音をしっかり一定のテンポで弾くこと。左手だけ取り出して練習するとかえって難しく感じる。右手とセットで覚えているからだと思う。32小節目、右手2回目のF##からのトリルはペダルを踏んで、しっかり音を響かせたい。30小節目のA#からのトリルの方が弾きやすい。37小節目、2拍目、跳躍が大きいので何度も練習が必要である。42小節目の3拍目も同様。暗譜が曖昧だと即アウト。難所だね。43小節目から56小節目は繰り返し練習して、暗譜して弾けるようにしなければならない。音が細かく変化するし、特に左手は大きく移動するので、十分な練習が必要である。提示部では最も大変だった。

 

展開部、69、70小節目の右手のオクターブのアルペジオがやはり難所。71小節目、1拍目16分音符、左手の移動をすばやくするように。75小節目から左手にメロディーが移る。しっかり歌わせて。右手は高音域がうるさくならないように、拍の頭をしっかり弾くこと。93、94小節目の右手は練習するしかない。ヘンレ版の指使いは変則的だが割に弾きやすい。指が124から135に変化するところを意識するとミスが少なくなった。

 

再現部は提示部と同様に弾くのだが、調が変わっているので、微妙に変化していて弾きにくい。12小節目のB♯からのトリル、やはりペダルで響かせたい。132小節目の跳躍、深い。136小節目の3拍目の跳躍も深い。137小節目から150小節目が難所であることも提示部と同じ。

 

コーダになって163から166小節目、しっかりアルペジオを掴む。164小節目、2拍目左手が遅れないように。慣れてくると掴めるようにはなってくる。

 

175、176小節目、右手1,3拍目はペダルを踏む。182小節目、3,4拍目の右手の6連符、口で言えるようになると弾けるようになると先生より。(笑) 185,186小節目の半音階、右手の指の動きを小さくして滑らかに弾く。練習していると少しずつ力が抜けてくるかな。196から198小節目、ユニゾンのアルペジオは片手ずつ練習して合わせているが、なかなか速く弾けない。199小節目、4分休符を忘れないように。

 

気づいたことを書くだけでも大変だが、全体の構成はある程度掴めてきた。

 

もう少し練習を続けたい。