レッスン242−243 ブルグミュラー18練習曲 シルフィーズ ショパン 前奏曲4番 | 初老精神科医なおざう

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教員をやめ、中年で再受験して、今や初老精神科医。仕事はぼちぼち。ピアノのおけいこ、読書、お酒、その他の日常を記して行きたいと思います。

バッハのパルティータ2番では背伸びをしたので、今回は易し目の曲にした。

 

久しぶりにブルグミュラーを弾きたくなったが、さすがに25の練習曲という訳にはいかないので、18練習曲から1曲選ぶ。「あるピアニストの一生」のサイトでおすすめピアノ曲に挙げられていたシルフィーズ(風の精)にする。難易度14とあるから、中級前半の曲である。

 

 

冒頭の前奏からリズムが取りにくい。右手の3連符は素早く軽く、しかし和音のアルペジオにならないよう、くっきりと弾くこと。

主部前半に入って、右手のリズムがヘミオラのようになっていて面白い。高音からオクターブ移動するのでそんなに速くは弾けない。速く弾くには練習が必要そうだ。

前半後半、左手の3連符が続くが、右手と独立させてクレシェンドで盛り上げること。右手の3連符と8分音符を急ぎすぎないように。

 

後半部、ペダルをしっかり使って良い。両手とも和音が微妙に変化するので、それほど簡単ではない。最後の3小節はペダルを使わず軽く弾いた。

 

発表会で良く弾かれる曲とのこと。たまにはこういう曲も良い。

 

ショパン 前奏曲4番

9月下旬に小林愛実さんのコンサートがあり、帰省していた子供と一緒に聴きに行った。当初はかみさんを連れて行こうと思っていたが、演奏中いびきをかかれると困る。

プログラムは、バッハのパルティータ2番、ブラームス 4つの小品op.119、ショパン スケルツォ4曲。かみさんを連れて来なくてよかった。

演奏はすばらしく、小柄な人なのだが、時には立ち上がる様にして体重をかけて弾いていた。バッハのパルティータは比較的ゆっくりしたテンポで、上声部のくっきりした音が美しかった。ブラームスの晩期の小品は晦渋な曲なのだが、わかりやすかった。後半のスケルツォ4曲はもちろん素晴らしい演奏で、演奏者の技術力集中力には驚嘆したが、4曲通して聴くのは聴き手にも集中力が要求される。

Kピアノ教室の主催だったので、子供を連れた家族連れが結構来ていたが、きつかったろうなあ。先生は我慢して聴いたご褒美に、アンコールで知っている曲が聴けたのではないかと言っていた。

 

アンコールの中の1曲が前奏曲4番だったので、弾いてみることにした。もちろん知っている曲だが、今まで弾いてみることはほとんどなかったのである。ショパンはそれほど好きではないのかもしれない。

左手の和音が、跳躍がないので弾きやすく、中級の初めで挑戦できる曲である。ペダルはあまり使わず、左手はゆったりとつなげるように弾く。16小節から18小節目が山場で難しい。ここで失敗すると全てが台無しになってしまう。暗譜してしっかり弾けるようになりたいものである。