土星の逆行に思うこと | いいかげんな日々

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天体から貰うメッセージを綴る


※引用:Kathy Kleinさんの花の曼荼羅アート

2019年4月5日    牡羊座の新月
2019年4月11日  木星(豊かさ)逆行
2019年4月13日  蟹座上弦の月
2019年4月19日  天秤座満月(2度目)
2019年4月25日  冥王星(死と再生)逆行
2019年4月27日  水瓶座下弦の月
2019年4月30日  土星(課題)逆行


太陽,水星, 金星,地球,火星,木星,土星 (キロン) ,天王星,海王星,冥王星  

現象空間(現実)=地球

個人空間(肉体)=月,太陽,水星, 金星,火星

社会空間(意識)=太陽,木星,土星

宇宙空間(精神)=天王星,海王星,冥王星

という様な感じで動きを観ることも出来る。

『土星』は、占星術では 
「肉眼の限界点=物質的限界点」として
物質(社会,時間)の『限界(制限)』を象徴する星であり

私達は『制限』という真っ暗闇から
一点の光(道)を見付け『成長』してゆく。

『限界』に出会うことで
『今まで』を根付かせると同時に
『今まで』を越えて自分をさらに輝かせてゆく。

『今まで』の向こうにある世界(可能性)は
どこにあるのか?

自分の外にあるのか。
自分の中にあるのか。

『自分』の中にあるのなら
『自分』で見付け出し育てなければ
『自分』に出会うことは出来ない。

有限と無限
闇と光

どちらも今この一瞬の中に
現れたり消えたりする。

今この一瞬の積み重ねを
この世界の言葉で『時間』という。

『時間(エネルギーの蓄積)」の収穫でしか
得られないモノがある様に思う。

だから…
今ここをどう生きるのか…によって、
同じ時代に生きても
体験する世界は違ってしまう。

『土星』の学び(=限界を越えてゆく)は、
今ここをどう認識するのか?という事であり
常に変化し続けている人は、
何気ない言葉に「光(奇跡)」を観たり
何気ない出来事に「闇(絶望)」を感じたり
そして全てに感謝して今を終える。

『本当の自分である』者は、
常に自分と対話し続ける。

『自分が何者か知っている』者は、
雑音に揺らぐことはなく、今すべき事をする。

『自分を大切にする』という事は
今ここ自分が出来る事を精一杯やり切る事であり、
その積み重ねによって、私達の内なる神性が顔を出す。


「肉眼の限界点=物質的限界点」である『土星』は、
相反する両極の力のぶつかり合いの中に
今までにない新しい世界(道)を生み出す力を持つ。

それは、
人間に「絶望」しか感じなかった者が
究極の「愛」を見付け出す様な
物質世界に「カオス」しか感じなかった者が
究極の「可能性」を見付け出す様な
肉体に「執着」しか感じなかった者が
究極の「進化」を見付け出す様な
私達人間に新しい『尊厳』を見出だす感じだ。

生まれた瞬間死ぬに向かう存在であった人間が
全く違った生命体として今ここに命をおろす。

その意識を目覚めさせた者は
その意志を次の世代に相続することを始める。

この意識が目覚めないうちは、
この社会の概念の力(権力,お金,支配)の中で
因果(原因と結果)に振り回され、
輪廻し続けてきたカルマ(罪悪感)を溜め込んでゆく。


私達の根源は同じであるが
ワタシはワタシであり
あなたはあなたである。

自分の世界と他者の世界を
明確に分けなければ
自分の『尊厳』はいつまでも誕生しない。

相手は自分の鏡だと言うけれど、
今ここを認識出来なければ幻から抜け出せない。

自分の『限界』を知るということは、
自分の現在地を知ることであり
『自分』と『社会(相手)』を明確にする事でもある。

内側と外側が明確になったとき
全ては『ヒトツ』となる。


2019年4月30日  土星(課題)逆行

そんな『土星』の世界観を思うと、
『土星』の次元がある世界を終え、
今までどこまで『自分』を追求してきた度合によって
「集合意識(仲間)」との出会いにも繋がって行き
戦う(奪い合い)フィールドから
分かち合いフィールドへ移動して行くだろう。



naozo