少しお久しぶりです。9月以降、隔週で土曜日に出勤しており、代休を取れないのでお疲れ気味です。
ここ最近、新薬が続々と発売されていますね。ぼちぼち更新していこうと思います。
今回はコララン2.5mg、5mg、7.5mgです。私が解説するより、以下をお読み下さい(笑)。
https://www.e-mediceo.com/diweb/new_release/detail/1574061888
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/201911/563230.html
(閲覧するには登録が必要です)
上のリンクから抜粋させていただくと…
「コラランは、新規作用機序の慢性心不全治療薬(HCNチャネル遮断薬)です。心臓の洞結節に発現するHCNチャネルを阻害することで、心臓の伝導性、収縮性、再分極および血圧に影響することなく、心臓のペースメーカー電流を抑制し、心拍数を減少させます。また、β遮断薬に対する忍容性がない、禁忌である等、β遮断薬が使用できない患者にも投与できます」
現在、心拍数が多い慢性心不全には、β遮断薬のメインテートやアーチストが使われることが多いと思います。ただ、血圧など心拍数以外にも作用するのが問題。コラランは、心拍数だけを減少させることと、β遮断薬を使えない患者さんにも投与できるのが特徴のようです。
○効能・効果
洞調律かつ投与開始時の安静時心拍数が75回/分以上の慢性心不全
ただし、β遮断薬を含む慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。
○用法・用量
通常、成人にはイバブラジンとして、1回2.5mgを1日2回食後経口投与から開始する。開始後は忍容性をみながら、目標とする安静時心拍数が維持できるように、必要に応じ、2週間以上の間隔で段階的に用量を増減する。1回投与量は2.5、5又は7.5mgのいずれかとし、いずれの投与量においても、1日2回食後経口投与とする。なお、患者の状態により適宜減量する。
さて、「服薬指導のエッセンス」的注目点です。
まずは併用禁忌・注意について。
・禁忌→クラリスロマイシン、イトラコナゾールなど
・注意→グレープフルーツジュース
次に妊婦への投与は禁忌となっています。
・ 妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び投与後一定期間は適切な避妊を実施させるよう指導すること。
・ 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。ラット及びウサギで胎児毒性及び催奇形性(心臓形態異常、心室中隔欠損、着床後胚死亡、欠指症等)が報告されている。
それでは、以下の表の更新をお願いします。
※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。
自費出版のため、広告媒体がありません。
東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。
https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y10.html
購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。
ツイッター:https://twitter.com/nao_z_3
******************************************************************************