この前、入れ歯を使用している患者さんにフロリードゲルが歯科から処方されました。

担当したのは私ではなく、その薬剤師に「入れ歯をしたままですか?」と聞かれました。

私は「入れ歯は外してからでしょ」と伝え、それで一旦終了(苦笑)。

 

そこで、改めて調べてみました。

持田製薬のHPにズバリ答えがありましたので抜粋させていただきます。

http://www.mochida.co.jp/dis/qa/flo-g-h.html

 

「入れ歯を使用している方が口腔カンジダ症を治療する際は、入れ歯をはずした状態でフロリードゲル経口用2%を口腔内に塗り、さらに洗浄した後の入れ歯にも本剤を塗ってから入れ歯を装着するようご指導ください。
入れ歯には菌が付着しやすく、装着することにより唾液による抗菌・自浄作用が低下すること等から、入れ歯の使用が口腔カンジダ症の発症要因の一つとして考えられています。
なお、食道カンジダ症の治療の際には、特別入れ歯をはずして本剤を塗る必要はありません
本剤の服用方法については『患者向け服用の手引き』も参考にしてください。ご入り用の際は、担当MRにお申し付けください。web上でも内容はご確認いただけます」

フロリードゲル経口用2%の『患者向け服用の手引き』はこちら

 
そうなのかぁ。入れ歯にも塗ってから装着するのですね。知らなかったです。
「服薬指導のエッセンス」で「外用薬は使い方」なんて偉そうに書いてますが、知らないことが多いです(汗)。
 
急いで患者さんに連絡し、説明を追加させていただきました。
 
備忘録として書いておきます。
 
※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が8月9日に発売されます。
内容には賛否あるかも知れませんが、全身全霊をかけて作りました(大袈裟?)。
今後とも、よろしくお願い致します。