1月8日付けで、いくつかの薬剤に効能等が追加されました。

詳細はこちら。

https://www.e-mediceo.com/diweb/approval/divide/2/index

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ビソノテープ→「頻脈性心房細動」の効能追加

https://www.e-mediceo.com/diweb/approval/detail/1544663663

 

これまでの効能・効果・用法・用量

【本態性高血圧】

通常、成人にはビソプロロールとして8mgを1日1回、胸部、上腕部又は背部のいずれかに貼付し、貼付後24時間ごとに貼りかえる。
なお、年齢、症状により1日1回4mgから投与を開始し、1日最大投与量は8mgとする。

 

新規

【頻脈性心房細動】

通常、成人にはビソプロロールとして1日1回4mgから投与開始し、効果が不十分な場合には1日1回8mgに増量する。本剤は胸部、上腕部又は背部のいずれかに貼付し、貼付後24時間ごとに貼りかえる。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最大投与量は8mgとする。
 

 

※高血圧、頻脈性心房細動ともに、通常1日1回4mgか8mgで、1日最大8mgです。

ただ、頻脈性心房細動の場合は、開始用量が4mgで適宜増減となっています。

ちなみに、2018年12月3日に2mg製剤の製造販売が承認されていますが、まだ薬価未収載です。

 

●ビムパット→小児用量の追加

https://www.e-mediceo.com/diweb/approval/detail/1544663662

 

これは、2018年12月3日に、ビムパットドライシロップ10%の製造販売が承認されたことに伴うものです。

ただ、ドライシロップ10%はまだ薬価未収載のため、ここでは用法・用量を割愛します。

 

●レベトール→ 「C型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変」の併用療法に関する効能追加

https://www.e-mediceo.com/diweb/approval/detail/1544663665

 

これは、2018年11月29日に、新規抗C型肝炎ウイルス薬のエプクルーサ[核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害剤(ソホスブビル)とNS5A阻害剤(ベルパタスビル)の配合剤]の製造販売が承認されたことに伴うものです。

エプクルーサはまだ薬価未収載のため、詳細は割愛します。

ちなみに、C型慢性肝炎・C型代償性肝硬変に用いられる場合は、エプクルーサとレベトールを24週間併用するようです。コペガスはエプクルーサとの併用は承認されていません。

 

「服薬指導のエッセンス」掲載表については、貼付薬のビソノテープのみを更新しておきます。

なお、抗てんかん薬の小児用量表は、第3版があれば新規掲載する予定です。

エプクルーサについては、薬価収載後に抗肝炎ウイルス薬の表を更新したいと思います。

 

※2mg製剤は未発売です。

 

 

※昨年5月1日に「服薬指導のエッセンス改訂第2版」が発売されました。

自費出版のため、宣伝媒体がありません(切実)。

興味ある方は出版社のHPで立ち読みしてみて下さい。

もしすでに購入された方で「いいな」と思った方は、周りに拡散してください(苦笑)。お願いします!

https://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y09.html

 

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