この前、私が勤める薬局で、ヴォリブリスが処方されました。

「肺動脈性高血圧症」の薬で、処方頻度から言うとかなり低い薬剤です。

薬価収載は2010年ですが、正直、ほとんど頭に入ってませんでした(苦笑)。

 

同じ作用機序の薬剤には、オプスミット、トラクリアがあります。

細かい作用機序は違うのですが、ここでは述べません。

オプスミットとトラクリアは、同じ製薬会社から発売されています。

トラクリアは相互作用に注意すべき薬剤が多く、今後はほぼ使われないとのこと。

この作用機序の薬剤は、オプスミットかヴォリブリスということになりそうです。

 

今回の患者さんは、オプスミットからヴォリブリスへの変更でした。

細かい資料を職場に置いてきたので記憶に頼りますが、臨床では、ヴォリブリスの方が効果が良いと言えるらしいです。その分、浮腫や鼻閉などの副作用は起こりやすいとのこと。

 

女性の場合、確実な避妊が必要なので、今回、「服薬指導のエッセンス」P.173掲載の表に追加します。トラクリアも避妊が必要なので、追加することにしました。

 

なお、メーカー作成の「肺動脈性高血圧症」のパンフレットを読んだのですが、この疾患の場合、妊娠を避ける必要があるとのこと。疾患自体の影響で、妊娠を避ける必要があるらしいです。

この辺りは、デリケートな問題なので、おそらく、病院で医師から説明を受けていると思われます。調剤薬局では、ほぼ触れる必要はないかもしれないですね。念のため、頭に入れておきましょう。

 

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http://www.tokyotosho.co.jp/info/syu/y08.html

 


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