夏の甲子園大会も中止となりました。

ただいま高3で野球部の息子も落ち込んでるだろうと思い連絡したら、ワンチャン地方大会あるじゃろ(他の報道ではないと言っていましたが)などと呑気に言っていました。

高校野球に限らず、あらゆるスポーツ、さらにはスポーツだけでなく、文化的な大会も中止になるなど、小中高生にとって本当に悔しい季節になっているのを感じます。
その「瞬間」のために長い間頑張ってきた子供たちに聞かせてあげる救いの歌を私は知りません。

今まで、何にもしてあげられなかったけど、だからこそ、全ての子供たちに何かしてあげたい。そう思ったりします。

息子の部は、甲子園を目指し日々努力している高校とは比べ物にならないくらい弱いですが、中高6年間一緒にやってきた仲間との絆は他にも負けないんだろうなと思います。

どうかその仲間たちと、これからも明るく歩んでいってほしい。
どうかこの悔しい思いをパワーに変え、後輩たちに思いの詰まったバトンを渡してほしい。

息子が中1になり、野球部に入ると言ったとき、ただ一つの願いは、続けてくれることでした。

たとえ大会はなくても、やりきったことにします。よく頑張りました。パチパチパチ(笑)
本当は、何があっても応援に行く予定でしたが、それも幻になりました。

って、待てよ、もしかしたら、感傷的になってるのは私の方かもしれません。

息子はいざ知らず、子供たちは私が思っているよりももっと強い。

だから、信じよう。

そして子供たちをコロナによる悲劇のヒーロー、悲劇のヒロインに祭りあげ、物語を完結させるのはやめよう。

むしろ、努力を、思いを、力を、絆を、披露する場所をつくってあげよう。

今の高3は、進学する場合は9月入学のことでも当事者にさらされます。

大人の理屈で、大人の都合で決めたりしないで、彼らに誇れる政策を考えよう。

また1つ、悔しい思い出の刻まれた季節となりました。ですが、諦めの悪い私は、まだまだ考えてみます。

長々と私的な思いにお付き合いいただきありがとうございました。


夏の甲子園 戦後初の中止決定へ(高校野球ドットコム) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200520-00010008-hbnippon-base