こんばんは、緒方直之です。
この25日から27日まで
農林水産委員会の視察で紋別、旭川、札幌方面に行ってまいりました。
(オホーツク紋別空港。1日1便の東京路線で運用されています。)
(左が紋別市長さん。右が紋別市議会議長さんです。)
普段、視察などでお伺いした時に、市長さんにお話いただくことなど
なかなかないのですが、当市の状況など色々とお伺いしていきました。
ここでは森林認証(SGEC)による地域活性化の取り組みをメインに
伺いました。
森林認証とは・・
消費者に対して環境に配慮した木材を提供する機会を創出することです。
一定の基準を満たしているか第三者機関が審査し、認証することで
持続可能な森林経営を支援する取り組みです。
ブランド化というのもありますし、地域への誇りも醸成するものだと
思います。広島も林業県として、生産者がさらに自信を持って豊かな木材を
提供できるようにしていきたいですね。
また、二日目はプロミスという会社の元会長が
始められた農業生産法人「神内ファーム21」 を視察しました。
ここでは、北海道において、農業がどうしても
成長しにくいという冬の逆境に負けないよう、
ハウス栽培にも力を入れておられました。
(広大な土地に花を植えたりし、地域の方と共に歩む姿勢を感じました。)
冬に収穫するマンゴー。
日照時間の短さゆえに他の地域と比べ、
収穫期が10日ほど長くなるらしいのですが、
その10日が逆に糖度を一気に高めるらしいです。
この発想。他にライバルがいない時期に
収益性の高い果物を栽培する視点が素晴しいと感じました。
TPPへのお考えなども含め、
さすが一代で財を築き上げた方だと感じるお話ばかりでした。
夢現塾というこれからの農業従事者を育てる機関も運営されていて、
若者の姿をよく見ました。
我々は農業の六次化と言ったりしますが、この神内氏に言わせると、
十次化まで目指されているそうです。
農産物に価格設定権を与えるべきだと
主張され、「克冬制夏」~冬を克服し、夏を制する~
を旗印に頑張っておられる人生の先輩の姿は刺激的でした。
最後に・・・
もう一つ胸に残った言葉・・
確かに北海道は広大です。
紋別市長さん
「我々の街から一番近い街はどこだと思いますか?東京なんです。」
唯一の路線である東京便を死守すべく頑張っておられる姿から、
広島空港も必死で路線維持、そして利用促進に努めなくてはいけないと
感じた次第です。
ではまた更新します。